作品一覧

  • 沖縄密約
    -
    1巻924円 (税込)
    日米の思惑が交錯した沖縄返還には様々な密約が存在した事が、近年相次いで公開された米公文書や交渉当事者の証言で明らかになりつつある。核持ち込み、基地自由使用、日本側巨額負担……。かつてその一部を暴き、「機密漏洩」に問われた著者が、豊富な資料をもとにその全体像を描くとともに、今日の日米関係を鋭く考察する。

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  • 西山太吉 最後の告白
    4.3
    2022年5月に返還50周年を迎えたものの、今も米軍基地問題で揺れ続ける沖縄。 その原因について「沖縄返還で日米同盟の姿、そして日本の国の形が根底から変わってしまったからです」と、元毎日新聞記者の西山太吉は語る。 西山は政府の機密資料「沖縄返還密約文書」を日本でただ一人、取材の形でスクープしたジャーナリストだ。 さらに、西山は続ける。 「岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還、安倍晋三の安保法制定、この一族に共通する 政治手法と我欲が、国民にウソをつき、自民党をここまで劣化させた元凶だ」 統一教会問題でその名が取り沙汰された岸信介と安倍晋三。 この一族が日米同盟や沖縄返還で見せた政治手法と我欲とは何か、そして自民党を劣化させているとはどういうことなのか? その真意を西山が評論家・佐高信に語る中で見えてきた、日本政治の衝撃の裏面史とは。

ユーザーレビュー

  • 西山太吉 最後の告白

    Posted by ブクログ

    2023年2月24日、ひとりの元新聞記者がこの世を去った。

    西山太吉は毎日新聞に籍を置き、1971年に沖縄返還時の日米の
    密約を暴露した。

    世紀の大スクープではあったが、情報の入手先が外務省の女性
    事務官だったことから後の裁判で「男女間のスキャンダル」に
    矮小化され、本来であれば全力で彼を守らねばならなかった
    日本のメディアは、守るどころか彼を放逐した。

    「国家の嘘」と闘い続けた西山が、佐高信を相手に沖縄密約を
    はじめ、昭和から今に続く政治と政治家について語った対談集だ。

    毎日新聞の記者時代に大平正芳と深い付き合いのあった西山だけ
    に、宏池会擁護が多い。だが、自民党を語る上で宏池会と清

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    2023年11月03日
  • 西山太吉 最後の告白

    Posted by ブクログ

    沖縄返還密約文書をスクープした西山太吉に佐高信が迫る。この事件に限らず、国家はこうして国民を騙してきたのだなと思った。
    西山太吉は上梓後、2月に亡くなったとのこと。正に最後の告白となった。

    0
    2023年06月02日
  • 西山太吉 最後の告白

    Posted by ブクログ

    本書は、沖縄返還で県民、国民を欺き、記者西山太吉の人生を破壊した自民党政府を糾弾する。さらに対米従属の政府のしたことと終わらせず「売国奴」として画策した政治家官僚個人の責任をも白日のもとに晒している。
    森友問題同様に名前も顔もある個人が平然と悪さをしていることを決して忘れない。
    西山さんにエールを送る。

    0
    2023年01月28日
  • 西山太吉 最後の告白

    Posted by ブクログ

    沖縄密約の西山太吉記者と、ノンフィクション作家佐高信さんの対談本。2022年12月に発刊されているが、西山太吉さんはその後2023年2月に亡くなられており、まさに最後の告白である。
    沖縄密約についての告白というよりは、自民党政権や宏池会、清和研の考え方についての西山さんの考察といった趣だった。

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    2024年11月26日
  • 西山太吉 最後の告白

    Posted by ブクログ

     ずっと歴史上の出来事のように思っていたが、通読して、その本質が何だったのかを理解できた。
     前半の政治家評が、はっとする。今の政治家の力量の無さを確認できる。
     明らかにする。ジャーナリストの意地が伝わる。

    0
    2023年04月17日

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