石井信介の作品一覧
「石井信介」の「巨匠とマルガリータ(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石井信介」の「巨匠とマルガリータ(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
翻訳はうまい
なかなか難儀な作品だ。
前半は文学協会の編集長が、謎の外国人(=悪魔)の予言どほりに路面電車に引かれて死んでしまふ。そんなドタバタで始まる。
そこが魅力的に映るかどうかは人しだいだ。私はかういったサスペンス調が平坦に感じられて、近代文学としてはかなり退屈な方だった。
要するに、この小説は通俗仕立てで、悪魔はモスクワにあらはれるし、魔法は使ふし、巨匠とマルガリータの大恋愛も街角でばったり出会った一目ぼれといふ、ラヴロマンスもびっくりの粗雑さだから、そこが問題だ。
宗教小説の側面もある。あひまあひまに、ナザレのイエスの挿話がさしはさまれるが、ただの小道具で、結局は第1部