角敦子の作品一覧
「角敦子」の「リベラリズムはなぜ失敗したのか」「ハンナ・アーレントのように考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「角敦子」の「リベラリズムはなぜ失敗したのか」「ハンナ・アーレントのように考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
世界の状況を知ろうシリーズ。農村のような社会から始まり、4大文明を経て、ローマのような帝国(王政、帝政、共和政)からの、中世、キリスト教支配、ルネッサンス、再びの覇権主義、2つの対戦を経ての民主主義の誕生と普及により、「歴史は終わった」と言わしめたリベラリズム。これが世界中で揺らいでいる。強権的・独裁的なリーダーが増え、社会の分断、格差、多様性の排除が進む。本書では、これらは全てリベラリズムが成功した結果であると分析する。究極的には個人の自由を尊重する考え方であるだけに、あらゆるルール、慣習、規範等からの自由を目指すと、格差は生まれるし、多様性が尊重されるようで相対主義がまかり通る。社会の意思
Posted by ブクログ
難しくて、消化しきれていないが、問題意識には共感出来る。リベラリズム自体が何なのか勉強する必要があるが、著書によれば近代以前のリベラルアーツと近代のリベラリズムでは自由の捉え方が異なる。リベラリズムは、共同体や文化から個人を切り離し、欲望を律する必要のない世界を作りだした一方で、結局、より大きな権力に依存することになる。リベラリズムは成功したが故に、失敗したという。
また一つ深掘りしたいのは近代政治システムについて。マディソンは合衆国憲法を作った際に、民主主義、特に直接民主主義の愚かさ、脆さに気付いていたという。個人が政治に参画しないよう、無関心になるように政治システムが設計されたというが、そ
Posted by ブクログ
パトリック・J・ディネーンのこの一冊は、現代リベラリズムに対する最も鋭い批判のひとつだ。タイトルにある「失敗した」という言葉は意外なことに、リベラリズムが「成功しすぎた」ことこそが問題の本質だと著者はそう断言する。
◾️逆説の核心
個人を伝統的共同体や慣習から解放するというリベラリズムの約束は見事に実現された。しかしその代償として、国家と市場という新たな巨大機構への従属が生まれ、格差の拡大、人間関係の希薄化、環境破壊が加速した。私たちは本当に「自由」になったのか、それとも別の形の隷属に置き換わっただけなのか。
◾️個人主義と国家権力は共犯だった
多くの人が信じる「小さな政府=個人主義
Posted by ブクログ
西側自由社会に生きる我々にとって、所与のものである自由主義そのものに問題がある、と認識を根底から崩してくる本。非常に興味深く、また危険な書だ。
ここでいう自由主義=リベラリズムとは、カマラ・ハリスが大統領選で訴えたものではなく、ましてや日本の「リベラル」の浅薄なものではない。ホッブスやロック、ミルの提唱したそもそもの自由主義である。
著者はリベラリズムは、個人を元来自由なものであるから、その生得の自由をどこまでも伸ばすとともに、自由に制限をかける従来のシステム(国家や宗教、家庭、慣習など)を破壊することが目的である、と論ずる。その結果、暴走した欲望がかつてないほどの経済的格差を生み、地域社