服部倫卓の作品一覧
「服部倫卓」の「ウクライナを知るための65章」「ベラルーシを知るための50章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「服部倫卓」の「ウクライナを知るための65章」「ベラルーシを知るための50章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
国名の由来から始まり、シンボル、民族・言語・宗教、歴史、藝術と文化、現代の政治・経済・社会・軍事・欧州との関係など広範囲について充実の1冊。1992年のソ連からの独立以来のこの国の右往左往が悲劇を招いている可能性を強く感じさせられた。隣国ポーランドとは複雑な歴史があり、リヴィウはかつてはポーランド領だったとか、ポーランドからは格下としての差別意識があるなどの事情を知ると、この国の不幸な歴史を思わざるを得ない。そのポーランドが今は良好な外交関係にあり、ウクライナを支えているのは喜ばしい出来事だと思った。文豪ゴーゴリは実はウクライナの人だったとか、詩人シェフチェンコはロシアでも愛されているなど…。
Posted by ブクログ
ウクライナの国名の中に含まれる『クライ』は分割を表す言葉らしい。世界に稀な豊かな黒土や資源を有する場所ながら、その地勢から周りの国々から侵略され、分割され、それらの国々から人々が入って人種が入り混じってしまい、なかなか一つに纏まれない歴史を重ねてきた。そして、それらの国の下に位置づけられてきた。ロシア、ポーランド、ベルギー、モンゴル、ルーマニア、ハンガリー、トルコ、チェコ、ドイツなどの列強諸国のパワーバランスの中で生きていかざるを得ない国。最も、これらの国もそうだし、ベラルーシ、ジョージアなどもそう。ずっーと昔からだ。ウクライナをはじめこれらの国々の平和と安定を祈らざるを得ない。