作品一覧

  • クジラの骨と僕らの未来
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    小さな頃から生き物が大好きで、様々な動物を飼っていた著者は、中学2年生の時、骨格見本に興味を持ち、死んでしまったペットのハムスターの墓あばきを思いつきました…。クジラ博士となった研究者の骨から始まったストーリー。

ユーザーレビュー

  • クジラの骨と僕らの未来

    Posted by ブクログ

    鯨類学者で東京海洋大学助教の中村玄さんが、動物の骨格に興味を持ち、そしてクジラの研究に打ち込むようになるまでの半生をつづった本である。とはいうものの、難しくない。笑いあり発見ありのワクワクドキドキの内容だ。ハムスターの骨格標本を作るために墓あばきをすることから始まって、大学では魚の骨格標本作りに打ち込み、さらに南氷洋での調査捕鯨に参加してクジラの骨格標本作りに挑む。好きなことに一直線の生き方は、あきれるほどにさわやかだ。

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    2025年08月21日
  • クジラの骨と僕らの未来

    Posted by ブクログ

    東京海洋大学の中村玄先生の、クジラ博士になるまでのエッセイ。先日読んだ同じクジラ研究者の田島先生のエッセイも大変に興味深かったが、こちらも相当に興味深い内容だった。
    魚やハムスターの骨に魅せられて始まり、やがて留学先の南米で見かけたクジラを数年後に研究するに至る。小林快次先生もそうだが、今専門の研究をしている方が最初からそれに根差しているのかと思うと、ほとんどがそうではないと気付かされる。数奇な運命、とも言えるエピソードばかりだ。
    本書は調査捕鯨のことに多くページを割いている。かの有名なシーシェパードの妨害、母船の火災(1人が亡くなっている…)からの避難、私たち読み手にも緊張が走る。鯨調査の正

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    2023年11月26日
  • クジラの骨と僕らの未来

    Posted by ブクログ

    鯨の研究者を目指したきっかけがとても面白くて、楽しく読めました。南極調査の話も読んでいくと自分も鯨の研究者になりたくなりました。

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    2023年06月04日
  • クジラの骨と僕らの未来

    Posted by ブクログ

    幼い頃より生物が好きで、自ら骨格標本も作っていたという鯨類形態学専門家によるクジラに惹かれた話。
    クジラにも骨にも興味がある訳じゃないのに、何故か手に取り読みました。知らない世界を見る楽しさ、知的好奇心という刺激。知らないことは面白い。

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    2023年03月29日
  • クジラの骨と僕らの未来

    Posted by ブクログ

    僕たちがこれからも他の生き物たちとともに地球上で生活していくために必要なこと、それは他種の生き物や生息環境に興味関心を持ち、正しい情報をもとに考えながら行動することだと思う

    言葉として、概念として頭ではわかっているけどなかなかできない
    でもこの本を読んで少しだけこの考えに近づけた気がする

    また、自分にはできない、想像もつかない世界があるんだなと思った。またこの本のように、専門家の考え、歴史を分かりやすく説明してくれる本を読んでみたい

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    2022年09月08日

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