作品一覧

  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    4.1
    全10巻946~1,100円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.

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ユーザーレビュー

  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新

    Posted by ブクログ

    第1章にあるように近年の研究で江戸外交が弱気だけではないことが明らかになっている。これもきちんとした記録あってのこと。だからこそ公文書はしっかり体系的に残していく必要性がある。

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    2022年08月03日
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新

    Posted by ブクログ

    2021年8月1日幕末・維新☆☆☆井上勝生
    近現代史はかくあるべしという一書 少なくとも大学では必読 歴史は暗記科目ではなく、人間の営みが歴史を紡ぐ不思議さ・面白さ
    1.歴史も科学 政治的思惑で歪曲されがち 権力者が歴史を書く 本書は日本史の教科書の通説を検証し、「権力バイアス」を修正する
    ex 江戸幕府は無能 国益を害し 天皇・大名を蔑ろetc
    江戸幕府官僚は優秀 しかし時代の変化には不適合 歴史の不思議
    あれだけ世界情勢に通じ、対策を講じながら 裃・ちょんまげ=身分制度は不変
    開国も貿易の拡大(生糸・茶)は経済にプラス 
    2.「国民皆兵」は革命 武士=士族体制の否定 
    身分制度をリセットす

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    2021年08月01日
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新

    Posted by ブクログ

    通説とされてきた歴史にまったをかけるその論調が爽快でした。「幕府の外交は愚鈍ではなかった」「開国後、庶民は外国人を恐れることなくフレンドリーに接していた」など、殺伐とした幕末の雰囲気を打ち消すような事実に心がなごみました。特に、第3章での、庶民の生活に関する部分がとても興味深かったです。

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    2020年10月09日
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新

    Posted by ブクログ

    東南アジア正解の情勢を見据え黒船来航から明治維新を書いた通史です
    最新研究で幕府対応が意図的にお粗末に書かれた従来の歴史と赴きが異なります

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    2016年02月11日
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新

    Posted by ブクログ

    岩波新書の「シリーズ日本近現代史」は吉見俊哉『ポスト戦後社会』,成田龍一『大正デモクラシー』についで3冊目。
    先の読書日記でも書いているが,北海道の近代化について勉強し,さらにはその内容で講義をするにあたって,日本自体の近代化についての知識不足を痛感し,急いで読んだ1冊。このシリーズは岩波らしい著者の選出で,一般的な広範な知識の伝達よりもより突っ込んだ歴史の本質を追究するようなところが面白い。といいつつ,先に読んだ2冊はその特徴故にか,いまいちな読書感だったのに対し,本書はなかなか楽しめました。
    私は西川長夫氏の近代国家論で日本の近代化について知った気でいましたが,改めて読み返してみると,細か

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    2014年10月15日

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