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  • 鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)
    4.5
    1巻781円 (税込)
    「鬼の河原(かわはら)」と皆が恐れる同心の河原小平次(こへいじ)には秘密が二つある。甘い菓子にはめっぽう目がなく、じつは幽霊が大の苦手。「この家には幽霊がいます」と家賃の値下げを迫る店子の僧侶・蒼円に、秘密を二つとも見破られた小平次は、それが人知れず殺された女の霊と知り、蒼円の推理を元に下手人を探し出す――。異能を持つ美貌の僧侶と、強面だが心優しい同心が、市井の謎を解く大江戸人情推理帖。(解説・恩田陸)

ユーザーレビュー

  • 鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    強面の同心と、幽霊が見える僧侶。『弟を助けて』幼馴染に訴える、事故死した大店の主人の幽霊。彼の弟を救うため動き出すが…幽霊を上手く取り入れた、ストーリーも魅力的なミステリ。真面目な小平次とちょっとイケズな蒼円のバディも最高!
    サブタイトルが『坊主と同心、幽世しらべ』なので、オカルト色が強いかと思ったら、なかなかガチのミステリだった。謎、キャラクター、ストーリー、どれもめちゃくちゃ好み。何とぞ続編を!!!

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    2025年06月17日
  • 鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    無口さと顔面の怖さから鬼瓦になぞらえ「鬼の河原」と称される河原小平次同心。
    彼の貸し長屋に飄々とした風変わりな坊主・蒼円が住み始めたことから小平次の日常は一変する。
    蒼円はなんと、小平次が大の苦手な幽霊を見ることが出来るのだ。死者の声を聞いて未解決事件の謎を解く、心優しい強面同心と美しき坊主コンビのお江戸人情推理帖。

    本当の自分を捨てることなどできない、みんな隠してそのまま忘れているだけ。本当の自分を思い出すためのものを、心に一つだけ持っておくといい。
    作中でのこの蒼円の台詞が妙に印象的でした。実際に、作中で巻き起こった騒動はみな、自分を見失った瞬間に起きたことだからかと。きっとこれが話の核

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    2025年11月14日

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