作品一覧

  • 午前零時の評議室
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    法廷×デスゲーム×本格ミステリ! 第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。大学生の実帆に届いた裁判員選任の案内状。事前オリエンテーションとして呼び出された裁判員たちに異例の事態が訪れる。一方、事件を担当する弁護士の羽水は検察のストーリーに疑問を抱き、見逃された謎に着目する。被害者の靴下が片方だけ持ち去られたのはなぜか? それを元に事件の洗い直しを始めるが……。伏線だらけのタイムリミット脱出劇。

ユーザーレビュー

  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

    ザ・ミステリー小説、って感じで楽しかったなあー。

    しっかりとポイントを散りばめつつも、単純には辿り着けない、しかし考えれば辿り着ける解が用意されている

    伏線が少なかったり曖昧だったりで
    驚愕の結末に繋がるタイプも好きだが、
    こういう王道タイプもとても好き。

    爽やか
    淡々として、
    疾走感。

    0
    2025年08月31日
  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

    裁判員に選ばれた男女が集められた評議室は閉ざされ、タイムリミットが与えられた。彼らに課せられたのは、とある殺人事件に対する評議。助かるためには午前零時までに全員一致で正しい答えを出さなければならない。被告人は有罪なのか無罪なのか、そして彼らが集められた目的は。スリリングでトリッキーなサスペンスミステリです。
    市民感覚を取り入れた裁判員制度の難しさもさながら、そうでなくても「真相」を見抜くことがいかに困難かということを再認識させられます。証言するのは人間なので、その感情に引きずられることがないとは言えないし。それで他人の人生を決めてしまうのは本当に怖い。だけどそれは、職業として臨む法曹家たちにと

    0
    2025年05月07日
  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

    めっちゃ良かったと思う。
    若干作者の経歴や年代から作風は違うけど、深木章子味は感じましたが、しかしそれよりなによりミステリとしていわゆる法廷ものでありなおかつロジックの応酬や意外な解決とその後のどんでん返しなど自分が好きなミステリでした。
    2874冊
    今年102冊目

    0
    2025年04月13日
  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

     法律事務所でアルバイトをしている大学生の神山実帆のもとに、「補充」裁判員の案内が裁判所から届く。まずは事前のオリエンテーションから参加して欲しいと言われ、裁判所に集まったメンバーが扱うのは、『恋人関係だった女性が別れ話をきっかけにストーカーとなり、ナイフで刺し、丸石で殴打して死亡させた』とされる事件。オリエンテーションがはじまると、元邑判事は十三年の前に、裁判員裁判によって無罪判決の出た事件を語りはじめる。その話をした途端、実帆以外のメンバーの様子がおかしい。そしてそこからが、彼らにとっての地獄のはじまりでもあった――。

     というのが、本作の導入になるでしょうか。リアルな法廷小説も書くこと

    0
    2025年04月10日
  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語が進むにつれて、真犯人が二転三転する姿は非常に興味深く一気読み。今のところ、2025年No.1の作品になりました。

    0
    2025年07月18日

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