午前零時の評議室

午前零時の評議室

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

法廷×デスゲーム×本格ミステリ! 第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。大学生の実帆に届いた裁判員選任の案内状。事前オリエンテーションとして呼び出された裁判員たちに異例の事態が訪れる。一方、事件を担当する弁護士の羽水は検察のストーリーに疑問を抱き、見逃された謎に着目する。被害者の靴下が片方だけ持ち去られたのはなぜか? それを元に事件の洗い直しを始めるが……。伏線だらけのタイムリミット脱出劇。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    午前零時の評議室
  • タイトルID
    :
    1814563
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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午前零時の評議室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。余りにも最初に構築されたプロットを一生懸命伏線貼って回収に勤しむところや、行間を読ませず語り過ぎな点、主人公の実帆のキャラの統一性の無さ、力技が過ぎる舞台設定の不自然さ等々、ツッコミどころは満載ではあるが、それらのウィークポイントを差し引いても、終章のどんでん返し(ここも喋り過ぎだけど)はなかなか素晴らしく、読後の納得感もそこそこあり、完成度は低い(新人賞なので当たり前)が、今後の期待も込めて評価:5で。著者は弁護士出身の方らしいので、本格でなくてもいいので細部がひかる法廷ものを読んでみたいものだ。

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

     裁判員裁判の事前オリエンテーションに集められた七人が強制的に被告人が有罪か無罪かを決める命懸けの評議に参加させられる法廷×デスゲーム×本格ミステリーで、裁判員達の多重推理と平行して進む本筋の事件を捜査する弁護士の場面がどう繋がるのかドキドキしながら読み進め、二転三転では収まらない真相の数々と深く考えさせられるストーリー展開に魅了された。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    ザ・ミステリー小説、って感じで楽しかったなあー。

    しっかりとポイントを散りばめつつも、単純には辿り着けない、しかし考えれば辿り着ける解が用意されている

    伏線が少なかったり曖昧だったりで
    驚愕の結末に繋がるタイプも好きだが、
    こういう王道タイプもとても好き。

    爽やか
    淡々として、
    疾走感。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    裁判員に選ばれた男女が集められた評議室は閉ざされ、タイムリミットが与えられた。彼らに課せられたのは、とある殺人事件に対する評議。助かるためには午前零時までに全員一致で正しい答えを出さなければならない。被告人は有罪なのか無罪なのか、そして彼らが集められた目的は。スリリングでトリッキーなサスペンスミステリです。
    市民感覚を取り入れた裁判員制度の難しさもさながら、そうでなくても「真相」を見抜くことがいかに困難かということを再認識させられます。証言するのは人間なので、その感情に引きずられることがないとは言えないし。それで他人の人生を決めてしまうのは本当に怖い。だけどそれは、職業として臨む法曹家たちにとっても同じなのでしょうね。それぞれの悔恨がつらい物語です。
    ミステリとしてもまったく気の抜けない展開でぐいぐい読まされました。評議の対象となる事件のみならず、評議室で起こる事件の謎もまた魅力的。最後の最後まで楽しめました。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ良かったと思う。
    若干作者の経歴や年代から作風は違うけど、深木章子味は感じましたが、しかしそれよりなによりミステリとしていわゆる法廷ものでありなおかつロジックの応酬や意外な解決とその後のどんでん返しなど自分が好きなミステリでした。
    2874冊
    今年102冊目

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

     法律事務所でアルバイトをしている大学生の神山実帆のもとに、「補充」裁判員の案内が裁判所から届く。まずは事前のオリエンテーションから参加して欲しいと言われ、裁判所に集まったメンバーが扱うのは、『恋人関係だった女性が別れ話をきっかけにストーカーとなり、ナイフで刺し、丸石で殴打して死亡させた』とされる事件。オリエンテーションがはじまると、元邑判事は十三年の前に、裁判員裁判によって無罪判決の出た事件を語りはじめる。その話をした途端、実帆以外のメンバーの様子がおかしい。そしてそこからが、彼らにとっての地獄のはじまりでもあった――。

     というのが、本作の導入になるでしょうか。リアルな法廷小説も書くこともできると思われる(実際、作者は現役の弁護士だそうです)ひとが、フィクションとエンタメに完全に振り切ったすごく気持ちのいい作品、というのが読み終わって最初に抱いた印象でした。

     実は最初は人物造形や心理描写に一部馴染めないものを感じていたのですが、慣れるといつしかのめり込むように読んでいて、物語は二転三転し、最後まで読むと、こんなにも様々な仕掛けが施されていたのか、と感動さえ覚える、ミステリを読む醍醐味に満ちた作品です。思い込みによって凝り固まっていた心は逆手に取られて、あっ、と声をあげてしまいそうに何度もなりました。ラストのふたりの対峙シーンも緊張感があって素晴らしかったです。

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    最後まで気が抜けないくらいスピーディに真相が変わって面白かった。主人公が最初に比べてしっかりしていく過程も良いし、現実への問題提起としても伝わりやすかったと思う。デスゲーム感は薄かったので当初の期待からはズレていたけれど読み応えはあった。

    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

    弁護士事務所でアルバイトをしている女子大生•神山実帆は裁判員裁判の補充裁判員に選出され、オリエンテーションの案内状が届く。
    向かった先のビルの一室には、同様に集められた7人の男女。発起人の担当判事はこれから裁判が始まる事件の評議を7人に依頼する。評議にはルールがあり、タイムリミットの午前零時までに正解が出ないと部屋を爆破すると告げられ…

    リーガルサスペンス×デスゲーム×本格ミステリ。『十二人の怒れる男』のオマージュでもあり、「裁判員制度」をテーマとした社会派ミステリの要素もある。作者は弁護士(しかも弁護士界隈では大物?)なだけあって、法曹関連用語や裁判員制度についても学べた。
    評議室に閉じ込められた裁判員達と外部にいる弁護士が同じ事件の真実を追う構造。クローズド•サークルとオープンド•外界のストーリーが並走する構成のミステリは色々あるが、有名どころでは新本格の代名詞とも言えるあの作品が思い起こされる。ということは…むにゃむにゃ

    終盤に連続する反転劇と縦横無尽に張り巡らされた伏線の数々は、新人とは思えない完成度。初読時に「これは伏線だろうな」と感じる箇所はいくつかあったが、想像を超えてきた。あれもこれも全然気づかなかったなー、お見事。

    日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞
    リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 9位

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    メッセージ性が強く意思が明確なリーガルミステリー、裁判員制度の脆弱性に切り込む #午前零時の評議室

    ■あらすじ
    大学生の実帆に裁判員の通知が届いた、裁判の前に事前オリエンテーションが行われるらしい。裁判官元邑の元に集まった裁判員の七名は、裁判員一般の講話や事件の概要を聞き始める。元邑は過去にあった裁判員裁判での評議に憤りを感じているようで…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    本作の作者の衣刀信吾先生は新人作家ながら現役弁護士。というか… 元神奈川県弁護士会長、現日弁連の副会長という大御所先生じゃないすか。お忙しいのに重厚な作品を執筆されてるなんて、ひとことスゴイ!

    これまで多くの弁護を経験され、生業にしてきたからこその濃い内容になっており、メッセージ性が強く、意思が明確なリーガルミステリーになっていました。

    そして内容もかなりエグイんですよ。やりたい放題、ぎゅうぎゅうに詰め込んでます、うんうん。でも私は嫌いじゃないですよ、まさかリーガルミステリーにデスゲームをぶち込むとは… 発想力に完敗しました。

    特に裁判員裁判、議論のシーンなんか最高ですね。映画『十二人の怒れる男』や『12人の優しい日本人』のオマージュが詰まってて大好き。例えばあのセリフとかさー、アプローチは同じですよね。細かいネタにニヤニヤしちゃいました。

    謎解き部分はしっかりと本格ミステリーなんですよ。事件の要諦では本格ならではの怪しい手がかりが提示される。裁判員の議論のなかで色々推理が展開されるのですが、これが思った以上に粘着質があるんです。こういうことかーでは終わらないんだよね、新人先生の作品とは思えません。

    物語の展開も十重二十重に色んな仕掛けしてくるし、特に終わり方のイメージがつかなかったんです。どうやってオチつけるのかしらと思ってたんですが―― なるほど、しっかりと作者の想いが伝わってきましたよ。

    キャラクターでイチ推しなのは主人公の実帆ですね。学生で人生経験の少ない彼女が、裁判員という他人の人生に足を踏み入れた時、世界の見え方はどのように変わるのか。後半からの飛躍っぷりには惹きつけられましたね~、これからも彼女の成長していく姿を見続けたいと思いました。

    さて裁判員制度が始まって15年くらいは経過してますが、法曹界や国民での評判はどうなんでしょうか。ひろく国民が参加するという点、またその人の人生経験、良心をもとに評議するという点で、個人的には良い制度だと思っています。

    こういった作品が読まれることで、あらためて裁判員制度を考える機会が増えるといいですね。

    ■ぜっさん推しポイント
    私も社会人生活が長いので、本作で語られているような課題だったり、当事者の葛藤なんかはよく理解できます。物事には筋ってのがあるのは分かってるんだけど、物事を進めるには筋よりも優先させなければいけないこともある。

    さらに立場、粒度、レイヤーごとにも、それぞれの筋があるから、より複雑化してくるんですよね。

    特に法曹の皆さんは他人の人生に大きく影響を与える職業ですから、ご心労痛み入ります。でもだからこそ法律家の皆さんには、胸を張って職務を全うして欲しいと思いました。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    私にとってど真ん中ストライクの本。法廷もののミステリー小説。裁判員裁判の在り方を問うまさに現役弁護士ならではのストーリーだった。
    文章も読みやすく、一気読みした。終盤ちょっともたつきを感じさせる箇所もあったが、最初の勢いで一気に突っ走っていった。
    所々、えっと思わせる展開。次作が待ち遠しい。

    0
    2025年04月21日

午前零時の評議室 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    午前零時の評議室
  • タイトルID
    :
    1814563
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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