作品一覧

  • 物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集
    5.0
    1巻2,992円 (税込)
    現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。 2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
  • ガザの光――炎の中から届く声
    4.5
    1巻2,376円 (税込)
    燃やされているのは学校や病院だけではない。人々が、物語が、記憶そのものが焼かれているのだ。侵攻目前に書かれた記録から、私たちは何を聴き取るべきなのか。パレスチナ人作家たちが〈未来〉に向けて遺した、比類なきメッセージ。 読者のみなさん、この本を読み進めるあなたは、その行動によって人の命を救い、歴史を変える可能性を持っている。あなたには何ができますか? 何をしますか? この本に意味を持たせてくれますか? ――リフアト・アルアライール「ガザは問う」より ◎リフアト・アルアライール(リフアト・アライール)さん、 2024/10/13(日)NHKスペシャル「If I must die ガザ 絶望から生まれた詩」にて紹介◎

ユーザーレビュー

  • 物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集

    Posted by ブクログ

     2013年、ガザ・イスラーム大学の教員リフアト・アルアライールと彼の学生たちが、2008年12月~2009年1月にかけて行われたイスラエルの軍事侵攻「キャストレッド作戦」をガザの側から小説として記録した23篇の短篇とショートショートを収める。原著は2014年に米国で刊行、日本語訳は2024年刊行の新版にもとづく。編者のリフアト・アルアライールは2013年12月にイスラエルのミサイル攻撃で殺害され、新版の刊行時では本書の執筆者6名と連絡が取れていないという。
     
     原著の序文でアルアライールは、パレスチナの人々と物語の特別なつながりについて語っている。「物語は、人間その他すべての経験を超えて生

    0
    2025年09月05日
  • ガザの光――炎の中から届く声

    Posted by ブクログ

    「パレスチナ人に基本的人権を完全に与えることができるのは、この解決策だけだ。一国家解決とは何か。それはパレスチナ人とイスラエル人が、双方平等な権利を持ち、自分の信仰を自由に実践できる民主的な世俗国家に暮らすことである」
    本文(338P)
    上記の実現はかなり厳しいかと。まずは復興が出来ますことを願うばかりです。

    0
    2025年03月06日
  • ガザの光――炎の中から届く声

    Posted by ブクログ

    無意識のうちにガザに暮らす人々に単一の被害者というテンプレートを当てはめ、苦しむ被害者、救うべき弱者であることを求めていた部分が自分自身のうちにあったと、そう気付かされた。

    人が生き暮らすということは、単純では無い。それはここ日本においても、遠い海の彼方の国であっても。
    正義と悪に分類しなければ乗り越えられない局面は確かに存在する。様々なものを切り捨て一つの答えを選ぶしか無いこともある。
    けれど、そこに多様な人がいて多様な考え方があり、社会は複層的に幾つもの分断を抱えているのだという事を忘れないようにしたい。

    0
    2025年04月13日

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