【感想・ネタバレ】ガザの光――炎の中から届く声のレビュー

あらすじ

燃やされているのは学校や病院だけではない。人々が、物語が、記憶そのものが焼かれているのだ。侵攻目前に書かれた記録から、私たちは何を聴き取るべきなのか。パレスチナ人作家たちが〈未来〉に向けて遺した、比類なきメッセージ。

読者のみなさん、この本を読み進めるあなたは、その行動によって人の命を救い、歴史を変える可能性を持っている。あなたには何ができますか? 何をしますか? この本に意味を持たせてくれますか?
――リフアト・アルアライール「ガザは問う」より

◎リフアト・アルアライール(リフアト・アライール)さん、
2024/10/13(日)NHKスペシャル「If I must die ガザ 絶望から生まれた詩」にて紹介◎

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「パレスチナ人に基本的人権を完全に与えることができるのは、この解決策だけだ。一国家解決とは何か。それはパレスチナ人とイスラエル人が、双方平等な権利を持ち、自分の信仰を自由に実践できる民主的な世俗国家に暮らすことである」
本文(338P)
上記の実現はかなり厳しいかと。まずは復興が出来ますことを願うばかりです。

0
2025年03月06日

Posted by ブクログ

無意識のうちにガザに暮らす人々に単一の被害者というテンプレートを当てはめ、苦しむ被害者、救うべき弱者であることを求めていた部分が自分自身のうちにあったと、そう気付かされた。

人が生き暮らすということは、単純では無い。それはここ日本においても、遠い海の彼方の国であっても。
正義と悪に分類しなければ乗り越えられない局面は確かに存在する。様々なものを切り捨て一つの答えを選ぶしか無いこともある。
けれど、そこに多様な人がいて多様な考え方があり、社会は複層的に幾つもの分断を抱えているのだという事を忘れないようにしたい。

0
2025年04月13日

「社会・政治」ランキング