作品一覧

  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    「日本人が知らない日本語」再発見エッセイ。  日本語を学ぶ人は全世界で400万人にのぼり、今や空前の日本語ブーム。来日した留学生たちを指導する日本語教師の北村さんはこう綴ります。 <文法の教え方に悩み、説明し過ぎたと落ち込み、今日はまあまあうまくいったかなとちいさく自分を励ます、そんなことを繰り返している。あるときから、心の中にひとつの疑問が居座るようになった。 ――どうやったら「その先」に行けるんだろう?  継続して勉強していれば確実にうまくはなる。意思を伝えられるようになり、生活上の不自由はある程度なくなる。わたしが知りたいのは、その先だ。自分を表現できていると、どうしたら思えるのか、母語ではない日本語を「操っている」という感覚はどうやったら得られるのか。>(「はじめに」より)  流暢な日本語で活躍する外国出身者9名に根掘り葉掘り聞いていくと、「語彙も文法もひたすら耳から覚える」「単語を“採取”して調べてストック」「1年かけて稲盛和夫の著作を読む」など、独自の言語習得法が続々登場。さらに「汚い言葉が少ない」「『いいえ』は日常で使わない」など日本語の意外な一面も――。  言語を学ぶことの本質に迫る奇跡のダイヤローグ。 (底本 2025年1月発売作品)

ユーザーレビュー

  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    新米の日本語教師なので、日本語を教えることについて、たくさんヒントがありました。私もこれからいろいろな学生、学習者に会いたいと思います。

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    2025年09月11日
  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そういえば昔教える話があったなあ、と思いながら読んだ。興味の持ち方も学び方もいろいろあって興味深かった。インタビューって難しいだろうにすごい観察力。

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    2025年06月07日
  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日本語に熟練した外国人にインタビューする中で、日本語の教員としてのさまざまな気づきや感銘を語っている。読者もまた、筆者を後追う形で気づきや感銘を得られる。

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    2025年02月13日
  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日本語を母語話者と同様に話すことが出来る外国の人々に、どのように学んできたのか、どんな苦労があったのかを日本語教師である著者がインタビューしている。
    日本語教師として働きたいと考えている私にはとてもためになる内容だった。もちろん、日本語教師とは無縁の人が読んでも面白いと思う。
    母語では伝えられることを日本語で伝えられないことのもどかしさに激しく同意した。私自身、英語の学習でそれを感じているからだ。そして、おしゃべりな人ほどそれを感じるのかもしれない。
    また、ある人は高校時代の日本語の先生に「やばい、超、めっちゃ」は使っちゃいけないと教えられた。これらは万能な言葉であるから、これらを使うことによ

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    2025年06月28日
  • 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私も非常勤講師として、専門学校で留学生たちの授業を担当しています。
    もう、数年経ちますが、なかなか思うように、伝えられていません。パソコン用語などでも日本語化しているものもあり、一苦労。
    英語もできないので、日本語英語の発音を留学生たちに笑われたりしています。

    そんなわけで、少しでも参考になればと思い手にしました。
    9カ国9名の日本で活躍する外国人が登場。
    日本語教師でもある著者が、それぞれの日本語との出会いや勉強方法をインタビューしています。

    日本語の何に戸惑うか、日本語の教育や教材について、日本語とそれぞれの母語の違いについて、という「言語」としての日本語についての気づきも多くありまし

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    2025年05月05日

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