作品一覧

  • 母を捨てるということ
    4.4
    異常なほど娘に執着した母親。やがて彼女は薬物依存症に陥った。「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。医師として活躍する著者の知られざる告白。
  • プリズン・ドクター(新潮新書)
    3.6
    母親が望む父親と同じ道に進んだ女性医師は、刑務所のお医者さんになって「天職」を見出した。〈文身〉〈傷痕〉〈玉入れ〉など、受刑者カルテには独特の項目はあるけれど、そこには切実に治療を必要とする人たちがおり、純粋に医療と向き合える環境があったからだ。薬物依存症だった母との関係に思いを馳せ、医師人生を振り返りつつ、受刑者たちの健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴る。
  • 女医の花道
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    ■ここまで書いてダイジョーブ!?うら若き乙女たちが清雲の志を抱いて飛び込んだ「医学」の世界。しかし、そこにはおしゃれをする時間もなければデートもままならない、厳しく苛酷な現実が待っていた。男子医学生は蝶よ花よともてはやされるのに、女子医学生は誰も相手にしてくれぬ医大時代。信じがたいようなセクハラがまかりとおる研修医時代。そんな厳しくもおかしな女医の実態を、現役美人女医が軽妙に綴った痛快かつ、最後にはホロリと泣ける名エッセイ!

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  • 続 女医の花道!
    -
    1巻1,320円 (税込)
    あの、“女医のぶっちゃけトーク”が帰ってきた! 好評『女医の花道!』第2弾。2年間の地獄のような研修医生活もようやく修了、晴れてカッコイイ女医さんになれるかと思いきやとんでもない! 大学病院を出て世間の荒波に乗り出すと、学校では教えてくれないことばかりだった――。へんな医者たちの生態、お年寄りからヤクザまで、愛すべき患者たちとの抱腹絶倒の交流など、おバカなエピソード満載。笑いあり涙あり、好評の前作をしのぐ傑作エッセイ集。

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ユーザーレビュー

  • 母を捨てるということ

    Posted by ブクログ

    大変興味深く読めました。
    別に家族に依存症がいるとか、自分がそうだとか言う訳ではありませんが、依存症に至った経緯がやはり、生い立ちや幼女期の愛情不足が多いに関係ある事に改めて考えさせられました。
    お母さんもきっと苦しかったんだと思います。
    満たされなかった愛情は大人になると、とんでもない方法で満たされようとするのかもしれませんね。

    おおたわさんもメディアで拝見する限りではそんな影は微塵も感じません。人間と言うのは見た目とは裏腹に色んな闇や悩みを抱えながら生きているんだと思いました。
    負をプラスに変える力が人間には必要で、まさにおおたわさんはそれができたんだと思います。
    生きるとは大変なこと。

    0
    2025年09月20日
  • 母を捨てるということ

    Posted by ブクログ

    こんなに大変な苦労を、幼少期から大人になってもされていたなんて、とても驚いた。
    過酷な環境のなか、本当によく立派に成長されたなあ。涙が出そうだ。

    お父さんの愛情あってこそだろうが、どうしても、お父さんにもっと史絵さんを守ってあげて欲しかったと思ってしまう。
    史絵さんだったからこそ、お父さんが一人で抱えずに共に乗り越えてきたのだろうが、娘だよ。もっとなんとかならなかったのだろうか。他人だからこそ言える綺麗事かな。

    依存症はセルフメディケーションという考え方を初めて知った。
    「多くの依存症患者には最初から他人にはわからない生きづらさがあり、それを自分で埋めるための自己治療=セルフメディケーショ

    1
    2024年06月11日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋でジャケ買いした次の日に読み終わってしまった。
    とにかくとても読みやすかった。内容は、まあ、とても重いが… 著者の人もそれを分かっているからか、全体的に軽い書き方をしてくれていたのかと思う。

    刑務所で働くお医者さんは、矯正医官と呼ばれる。ムショの人たちの矯正をサポートする存在だから。
    でも外の医者とは結構やること、できることが違う。まずはお金とスペースの問題で医療器具も薬も圧倒的に少なく、ボールペンなどの小物も少ない。後者がないのはお金ではなく、ボールペン、タオル、傘、なんでも凶器もしくは自傷の道具になりうるから。

    また、お礼参りを避けるためにも、個人情報はほとんどなく、医者もナースも

    0
    2024年05月25日
  • 母を捨てるということ

    Posted by ブクログ

    一気読みでした。私自身母と複雑な関係のまま終わってしまったので、タイトルが気になり購入。
    複雑なご家庭で大変苦労されていて、驚きました。
    先生と同じ気持ちになる点も多々ありました。
    依存とは甘え、弱さと思われがちだと私も思いますが、今思えばそうすることでしか自分わ満たせず、
    そうしていても満たされない…依存体質の母は生きづらい人生だったとも思います。
    この誰にも言えない思いを声に出してくれて本にして下さって救われた方が沢山いると思います。
    あぁ…同じ思いをする同士がここにもいるんだ…と思えた方がいると思います。
    届くことはないと分かってますが、おおたわ先生には幸せになってもらいたい。

    1
    2024年05月19日
  • 母を捨てるということ

    Posted by ブクログ

    おおたわ先生の母親が薬物依存であった
    そのときの体験・経験を包み隠さずにエッセイとして書いていて同じ立場の方々の力になると思う
    依存患者の辛さや苦しさを緩和する為の治療には先ず家族から行うという
    自分達が医師であっても医療行為は家族以外が行うことが良いとの事であった
    医療が必要な時はしかるべき医師に依頼し治療を委ねる事が一番のようだ

    0
    2025年06月08日

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