作品一覧

  • アガシラと黒塗りの村
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。村に到着したその夜、セイタカ様と呼ばれる巨大な地蔵の前で、議会議員の息子・島田光男が殺害された。さらに2日後には、こしかけ山と呼ばれる場所で八重垣の義妹・咲良の幼馴染が首を吊った状態で見つかる。 「沼神文書」の解読作業を進める黒木は、村と村人の秘密、2人の死の真相に迫ることになり…。第2回黒猫ミステリー賞受賞! 一気読み必至の民俗伝承ミステリー。
  • アガシラと黒塗りの村

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    ミステリー&民俗学入門にベストかも

    10年以上ぶりに小説を読もうと思い手に取った1冊です。
    まず小説として読みやすく登場人物も魅力的で、小説を始めて読む方や久々に読む方などとてもオススメできると思います。
    個人的に民俗学や神話がスキなこともあり所々に出てくる単語で本当に楽しめました。それでいて専門的すぎず分かりやすいため、新鮮味のあるミステリーや田舎作品、民俗学を求めている方は是非!(咲良さんはいいぞ...)

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    2024年12月04日
  • アガシラと黒塗りの村

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    黒木鉄生は古文書オタク。大学時代の友人、水森(旧姓)志紀に土砂崩れで発見された家系図のような文書の解読を頼まれる。なんとなく閉鎖的な村での仕事となるのだが、次々と人が死ぬ事件が起こり始める。
    村に隠された謎や八重垣本家の美少女咲良(水森は姉と結婚してこの村に婿入りした)の奔放さ、志紀夫妻のからっとした明るさなど、昔の因習を描いているのに明るさも結構あって、サクサクと読めました。民族学的なお話だというレビューを読み、興味を持って手に取ったのですが、創作的なエピソードがメインで、民族学的には好みではなかったです。
    読みやすく、表紙が今風なので、中高生は好きかも。殺人や死体描写あるので、中学校から。

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    2025年01月28日
  • アガシラと黒塗りの村

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    田舎の風景が目に浮かぶ… 発見された古文書で村の歴史を紐解く民俗学ミステリ #アガシラと黒塗りの村

    ■あらすじ
    根暗な古文書オタクの黒木は、田舎の村を訪れていた。大学時代の友人八重垣から、村で発見された古文書の解読を依頼されたのだ。村に到着した夜、巨大な地蔵の前で地元政治家の息子が死体となって発見されてしまう。

    黒木は古文書の解読を進めるとともに、地域や村の歴史やを知るために八重垣の義妹である咲良に案内される。村野神社がある裏山を散策していると、さらなる死体が見つかってしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい、そのままアニメ映画化できちゃいそう!

    ライトな文体でするする読めるん

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    2024年11月02日
  • アガシラと黒塗りの村

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第2回黒猫ミステリー賞受賞作、民俗学ミステリー、デビュー作。親友の八重垣から村で見つかった古文書の解読を依頼された黒木。村で起きた殺人事件。古文書の解読が進むにつれ妙な既視感を覚えるなか、八重垣の義妹の咲良の幼馴染みの不審死に遭遇。村に隠された謎と黒木に秘められた過去が重なるとき明かされる真実とは。民族学とか民間伝承とか難しそうだが、後日談に綺麗に纏まっていて面白く読めた。唯一、謎だったのは口承文芸研究家をなのる安井という男。続編はなさそうだが、安井を軸に新たな展開はあるかも。余談だが若干八つ墓村感有り。

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    2024年10月09日
  • アガシラと黒塗りの村

    Posted by ブクログ

     巨人伝説の残る奇妙な村に住む親友から村で見つかった古文書の解読を依頼された主人公が殺人事件に巻き込まれ、その背後に隠された村の秘密に迫っていくという話で、事件の真相も去ることながら想像以上に壮大なスケールで描かれる物語に引き込まれた。民俗学の掘り下げも詳細でありつつ取っつきやすい絶妙な塩梅だった。

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    2024年09月29日

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