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  • アガシラと黒塗りの村
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。村に到着したその夜、セイタカ様と呼ばれる巨大な地蔵の前で、議会議員の息子・島田光男が殺害された。さらに2日後には、こしかけ山と呼ばれる場所で八重垣の義妹・咲良の幼馴染が首を吊った状態で見つかる。 「沼神文書」の解読作業を進める黒木は、村と村人の秘密、2人の死の真相に迫ることになり…。第2回黒猫ミステリー賞受賞! 一気読み必至の民俗伝承ミステリー。
  • アガシラと黒塗りの村

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    田舎の風景が目に浮かぶ… 発見された古文書で村の歴史を紐解く民俗学ミステリ #アガシラと黒塗りの村

    ■あらすじ
    根暗な古文書オタクの黒木は、田舎の村を訪れていた。大学時代の友人八重垣から、村で発見された古文書の解読を依頼されたのだ。村に到着した夜、巨大な地蔵の前で地元政治家の息子が死体となって発見されてしまう。

    黒木は古文書の解読を進めるとともに、地域や村の歴史やを知るために八重垣の義妹である咲良に案内される。村野神社がある裏山を散策していると、さらなる死体が見つかってしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい、そのままアニメ映画化できちゃいそう!

    ライトな文体でするする読めるん

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    2024年11月02日
  • アガシラと黒塗りの村

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    ネタバレ

    第2回黒猫ミステリー賞受賞作、民俗学ミステリー、デビュー作。親友の八重垣から村で見つかった古文書の解読を依頼された黒木。村で起きた殺人事件。古文書の解読が進むにつれ妙な既視感を覚えるなか、八重垣の義妹の咲良の幼馴染みの不審死に遭遇。村に隠された謎と黒木に秘められた過去が重なるとき明かされる真実とは。民族学とか民間伝承とか難しそうだが、後日談に綺麗に纏まっていて面白く読めた。唯一、謎だったのは口承文芸研究家をなのる安井という男。続編はなさそうだが、安井を軸に新たな展開はあるかも。余談だが若干八つ墓村感有り。

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    2024年10月09日
  • アガシラと黒塗りの村

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     巨人伝説の残る奇妙な村に住む親友から村で見つかった古文書の解読を依頼された主人公が殺人事件に巻き込まれ、その背後に隠された村の秘密に迫っていくという話で、事件の真相も去ることながら想像以上に壮大なスケールで描かれる物語に引き込まれた。民俗学の掘り下げも詳細でありつつ取っつきやすい絶妙な塩梅だった。

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    2024年09月29日
  • アガシラと黒塗りの村

    Posted by ブクログ

    スラスラ読めて一気読みでした。
    読みやすいだけではなく終盤のシーンではしっかり緊迫感があり、ラストの怒涛の民俗学の知識をふんだんに使った伏線回収と物語の締め。
    かなり好みの作品でした。
    個人的にはこの著者の読みやすさ度外視の民俗学をふんだんに詰め込んだ大ボリュームの作品や王道のバディ系シリーズ物の作品が読みたいです笑
    何にしても次回作にも期待してます。

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    2024年09月28日
  • アガシラと黒塗りの村

    Posted by ブクログ

    善くも悪しきストレート、大きな伝説が題材に上がっているが、物語の進行を邪魔するような煩わしさは感じない、どころか単純明快にサクサク物語は進んでいくその分殺人の犯人に辿り着く過程が個人的にはあっさりし過ぎていると感じるものの、著書表紙の絵をみていても、どこか新海誠監督のアニメ映画を観ている感覚になる、田舎の風景は「君の名は」に出てくる美しさを連想してしまう。物語終盤で語られる伝説もくどくはないものの、少し強引さを感じたが、それはそれと納得する。
    善くも悪くも読みやすい一冊だった。

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    2024年10月06日

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