作品一覧

  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと
    完結
    4.5
    全1巻1,540円 (税込)
    何が大切か、見えなくなったあなたへ。 「目の見えない精神科医」が贈る、希望へのガイドブック。 この本の著者は、北海道美唄市にて精神科医として従事される福場将太さん。NHK北海道に「目の見えない精神科医」として出演され、話題となりました。 医学部5年生の時に、徐々に視野が狭まる病を患っていることが発覚。そしてとうとう32歳で完全に視力を失いました。 それでも福場将太さんは、10年以上に渡り、患者さんの心の病と向き合ってこられました。 目が見えるからこそ、見えるもの。 目が見えるからこそ、見えないもの。 目が見えないからこそ、見えないもの。 目が見えないからこそ、見えるもの。 そんな4つの世界を、「見えていた頃の生活」と、「見えなくなってからの生活」を行き来しながら書かれたのが本書です。 「視覚障がい者の視界は、意外にもカラフルです。 真っ暗な世界なんて、とんでもない!」 「人間は全てを手に入れられない分、全てを失くすこともできないのです」 「私にとって目が見えている人は、もはや超能力者なのです。 だって私にとっては不可能に近いことも、一瞬で成し得てしまうのですから」 「人生は一本道じゃない。行けるところまで行ってみて、ダメになったらダメになったで、また別の道を探せばいい」 ……など、福場さんだからこそ語ることのできる、明日を明るく照らす希望の言葉が満載です。 もしもあなたが目の見えている人なら、大切なものを見つめ直すガイドブックとして。そして、もしも目の見えていない人なら、頼りたい視覚がなくても希望を見つけられるガイドブックとして、手に取っていただけることを願って。

ユーザーレビュー

  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

    Posted by ブクログ

    時々読み返したいと思えた本です。
    医学部の臨床実習で、眼科の診察手技の練習中に指導医の先生から「君の眼は、いずれ完全に見えなくなるかもしれない」と告げられた著者。
    その時のショックと絶望はいかほどだったことでしょう。
    以前、テレビのドキュメンタリー番組で、北海道美唄市にあるメンタルクリニックで働く全盲の医師、福場将太さんの仕事や生活風景を観ました。
    そして、その先生が本を出されたとのことで、今回、読んでみました。

    ノンフィクション的な要素が強いのかと思いましたが、実際に読んでみると、目が見えていた人が途中から徐々に視力を失ったということによって、それまで見えなかったものが見えてきたあれこれに

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    2025年11月06日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

    Posted by ブクログ

    エッセイ本みたいな感じかと思いきや…
    生き方や感覚を、改めて考えさせられる、本当に素晴らしい本だった。

    見えないから不幸、なのではなく、どんな心づもりで生きてゆくか、なのだろう。
    見たくないものも見えてしまうこの世の中。
    見ているつもりで見えていないものもある。

    たくさんの人の目に届いてほしい、そんな一冊。
    悩んでいる人に贈りたくなる一冊。

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    2025年08月26日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

    Posted by ブクログ

    最初はうすくて読みやすそうな本だと思って手に取ったが、読み返したい大切な本になった。
    辛いとき、悲しいとき、自分を信じて良いのか分からなくなったとき、寄り添ってくれる。
    全てを得ることも出来なければ全てを失うこともない、そんな捉え方を教えてくれる。

    見知らぬ地で自分の足で、温かみを感じながら生きている姿にこちらも安心して穏やかな気持ちになった。

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    2025年08月23日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

    Posted by ブクログ

    私は約7年関わってきた憧れで大好きな先生がいました。その先生は、一般的に言ってしまえば「いい先生」ではなくて、破天荒で自分の体を壊すような無茶を平気でする「危ない先生」です。でも私はその先生が大好きで、ずっと尊敬していました。無理難題を言われても、周りから止められても、先生の指示を聞いていたから、今の私は激務と呼ばれる仕事をこなせていると思います。そして、その先生の影響で勉強も苦手で人前に立つのも得意でない私は「先生」という仕事に就きました。そして就いてすぐにその先生は個人的な事情で仕事を辞められました。落ち込みましたし、道しるべがなくなって苦しみました。でも、この本を読んで、きっとどこかで繋

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    2025年06月16日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

    Posted by ブクログ

    とてもいい本でした。
    網膜色素変性症を患って、32歳の時に完全に視力を失った著者。

    「バリアバリュー」

    視力障がいを持つ著者で言えば
    「見えなくなったからこそ、見えるようになったものがある」

    著者が経験したこと、感じたこと、伝えたいことをわかりやすい文章でまとめています。

    すべてのページに読者各々の生きるヒントがあると思います。すごく感動したのに言葉がみつかりません。お勧めの一冊です。

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    2025年02月01日

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