福場将太のレビュー一覧

  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    時々読み返したいと思えた本です。
    医学部の臨床実習で、眼科の診察手技の練習中に指導医の先生から「君の眼は、いずれ完全に見えなくなるかもしれない」と告げられた著者。
    その時のショックと絶望はいかほどだったことでしょう。
    以前、テレビのドキュメンタリー番組で、北海道美唄市にあるメンタルクリニックで働く全盲の医師、福場将太さんの仕事や生活風景を観ました。
    そして、その先生が本を出されたとのことで、今回、読んでみました。

    ノンフィクション的な要素が強いのかと思いましたが、実際に読んでみると、目が見えていた人が途中から徐々に視力を失ったということによって、それまで見えなかったものが見えてきたあれこれに

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    2025年11月06日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    エッセイ本みたいな感じかと思いきや…
    生き方や感覚を、改めて考えさせられる、本当に素晴らしい本だった。

    見えないから不幸、なのではなく、どんな心づもりで生きてゆくか、なのだろう。
    見たくないものも見えてしまうこの世の中。
    見ているつもりで見えていないものもある。

    たくさんの人の目に届いてほしい、そんな一冊。
    悩んでいる人に贈りたくなる一冊。

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    2025年08月26日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    最初はうすくて読みやすそうな本だと思って手に取ったが、読み返したい大切な本になった。
    辛いとき、悲しいとき、自分を信じて良いのか分からなくなったとき、寄り添ってくれる。
    全てを得ることも出来なければ全てを失うこともない、そんな捉え方を教えてくれる。

    見知らぬ地で自分の足で、温かみを感じながら生きている姿にこちらも安心して穏やかな気持ちになった。

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    2025年08月23日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    私は約7年関わってきた憧れで大好きな先生がいました。その先生は、一般的に言ってしまえば「いい先生」ではなくて、破天荒で自分の体を壊すような無茶を平気でする「危ない先生」です。でも私はその先生が大好きで、ずっと尊敬していました。無理難題を言われても、周りから止められても、先生の指示を聞いていたから、今の私は激務と呼ばれる仕事をこなせていると思います。そして、その先生の影響で勉強も苦手で人前に立つのも得意でない私は「先生」という仕事に就きました。そして就いてすぐにその先生は個人的な事情で仕事を辞められました。落ち込みましたし、道しるべがなくなって苦しみました。でも、この本を読んで、きっとどこかで繋

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    2025年06月16日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    とてもいい本でした。
    網膜色素変性症を患って、32歳の時に完全に視力を失った著者。

    「バリアバリュー」

    視力障がいを持つ著者で言えば
    「見えなくなったからこそ、見えるようになったものがある」

    著者が経験したこと、感じたこと、伝えたいことをわかりやすい文章でまとめています。

    すべてのページに読者各々の生きるヒントがあると思います。すごく感動したのに言葉がみつかりません。お勧めの一冊です。

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    2025年02月01日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    言葉では表せないほど感動しました。
    読後に静かな余韻に浸っています。
    目が見えなくなる、どんなにか人生に絶望したでしょう。
    だけど見えなくなってからの人生をそんな自分の運命を悲観的にならずに、生きている。その世界を丁寧に丁寧に味わって日々過ごしている。
    私も心の中に(ロードヒーティング)を持って生きたいと思います。

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    2025年01月20日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    「月」を視覚以外でみる方法がとても素敵で、心がきゅっとなりました。

    目が見えなくなることは、世の中とのつながり方が変わることなのだなぁ、と思いながら読みました。

    目に見えるものと、目には見えないもの。
    それぞれに対する慈しみの気持ちが伝わってくる本でした。

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    2024年12月20日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    この本は読んでいるうちに「君はどう思う?君はどう思う?」と、絶えず問いかけられるような感じになっていった。

    つまり、作者の福場さんのことばを浴びながらどんどん「自分自身と対話をする」、そんな本なような気がする。

    一読をお勧めします。

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    2024年12月13日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    とても良い本でした。我々はわかっているようで、視覚に障害がある方の事を全然わかっていないなと、考えさせられる内容でした。
    また作者の方が大変穏やかで、優しい人格だなぁと、文章を見ただけで感じて、とても気持ちよく本を読むことができました。
    数々教えていただくことがあって、とにかくとても勉強になりました。
    これからも頑張っていこうと言う気持ちにもなりました。

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    2024年12月10日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    「目が見えなくなって分かったこと」を精神科医としての視点から教えてくれます。

    著者の主張でもありますが、「目の見えない人」もいろいろです。

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    2025年08月04日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    なんて穏やかな人なんだろう、というのが1番の感想です。

    目が見えないからこそ見えるものがあり、
    目が見えるからこそ見えないものがある。

    目が見えない人は意外とカラフルな世界に生きている。

    というのが目から鱗でした。

    それから、
    「目が見えない○○さん」ではなく
    「○○さん、職業は⬜︎⬜︎、目は見えない」という表現がすごくよかったです。
    目が見えないのは特徴のひとつであって、その人の全てではないんですよね。
    当たり前のことなのに、頭にありませんでした。

    昔全盲の方と友人付き合いをしていました。
    最初は全盲ということが頭を占めていて近寄りがたかったのですが、よく笑いよく怒り、冗談を言った

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    2025年02月09日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    ネタバレ

    引用
    第三部

    もう一度
    目が見えるなら。

    見えて良かったと思いたくない。

    声は第二の顔、
    拝啓五感プロデューサー様、
    せねばとしたいも両方とも大切。
    でも一度しかない人生、want派の活動を
    曖昧の大切さ 虹のグラデーション

    ★感想
    著者のお話しを聞いてる感覚。
    視野が広がるというより緩む。
    第三部を自分に重ねてハッとした。

    もう一度、子育てをやり直せるなら。
    やり直せてよかったでなく
    今を出し惜しみない愛を
    力み過ぎず、笑顔で生活したい。

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    2025年02月02日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    私は強度近視でいつかは目が見えなくなってしまうかもと言う不安が心の中にありました。
    立ち寄った書店で思わず手に取りました。

    作者は医科大学在学中に指定難病疾患「網膜色素変性症」を診断され、視力が低下する中医師免許を取得、完全に失明し精神科医として従事している。

    そんな作者が経験から得た障がい者へ誤解や、私達にも役に立つ沢山の生きる道しるべが書かれています。

    例えば、障がい者にもベテランもいればビギナーもいる。助けが必要な人もいれば自分で何でもやれる障がい者もいる。私は障がい者を路上で見かけたらサポートしなきゃいけないと思っていました。それが優しさだと思っていました。

    忙しい日々の生活の

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    2025年01月19日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    『何が大切か、見えなくなったあなたへ。
    「目の見えない精神科医」が贈る、希望へのガイドブック。』

    友人から送ってもらいました

    気付かされることがたくさんあって……

    帯に『人生の暗闇を、抜け出そう。』
    とある
    これは視覚障害のことではない

    見えているのに見えていないものの何て多いこと

    見えない方は真っ暗闇ではないのだ
    もちろん想像を超えるご苦労があるとは思うのだけれど
    でも!

    作者からたくさんの問いかけがあります

    ≪ 見開いて 新しい景色 探しに行こう ≫

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    2025年01月19日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    【目次】

    はじめに

     第一部 見えないからこそ、見えないもの。
         見えないからこそ、見えるもの。

    いずれ失明すると分かりながら医師を目指した理由

    目が見えない医師は、案外たくさんいる

    私は「視覚障がい者」ではなく「視覚想像者」

    目が見えないとできないこと

    目の見えない人に抱く「勘違い」

    人生のマジックアワーはいつ?

    終わりの中の始まり

    「人の痛み」は見えにくい

    どんなものにも良い側面と悪い側面がある

    喪失体験はどう受け入れたらいい?

    「月」を視覚以外で見るには

    どんな人でも背中はいつもあたたかい

    音が見せてくれる素晴らしき世界

    人生は空席を探すことが大事

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    2025年01月18日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    ネタバレ

    目の見えない精神科医が書いたエッセイ
    心に響く言葉あり、疲れている人、道に迷っている人に沢山響くのでは?

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    2024年11月24日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    見えないからこそ見えるもの

    カミングアウトするまで15年かかったと

    顔を見なくても想像力を働かせて痛みを感じ取る

    何かを失ったとしても失った分、何かを得る

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    2024年11月21日
  • 目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと

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    視力を失ってから見えたもの、見えなくなったもの。両方を率直に、そしてあくまで自分個人の場合は…というスタンスで書かれていて、心に入ってきやすかった。
    自分にとっていいものが、他人にとっては嫌なものだったりもする。
    視覚障害者の立場から有り難いと感じていることが、精神疾患の患者さんには不快な場合もあるというような例をあげて書かれていて、なるほどなと思った。
    どんな場合も想像力が必要。そういう気持ちを持ち続けている福場先生が素敵だなと思った。
    他に印象的だったのは、人間は多面体という言葉。
    職業や病気、家柄…そんなものはその人の一面にしかすぎないんだということ。
    当たり前だけど忘れそうになることを

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    2024年11月14日