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    3.6
    1巻1,595円 (税込)
    わたしはこの本を書くために、3名の人物に取材をおこないました。 彼らの身の回りでは不気味な出来事が起きているそうです。 「ワニみたいな生き物」がいるという通報、見えない何者かに付け回され噛まれている女性、放課後の理科準備室で発見したつきのうらがわのほん、コックリさんが流行ったとある学校…… みなさんも彼らの話を一緒に聞いてあげてください。 【目次】 #1 マヨイガ人間 #2 下水道に棲む白い…… #3 皮膚の下のかみおとこ #4 つきのうらがわのほん #5 いたかもしれない弟 #6 やとのさたことくぬし #7 うしのくびとわたし

ユーザーレビュー

  • その怪異はまだ読まれていません

    Posted by ブクログ

    短編の連作ホラー小説。ネット怪談や有名な伝承がミックスされた読みやすいホラーなのですが… 怪異を取材する主体である「わたし」が突如ぼやけ、思わぬ展開に進んでいきます。これは面白かった。

    0
    2024年11月19日
  • その怪異はまだ読まれていません

    Posted by ブクログ

    Xで活動されている作家さんだそう。大変失礼なことに、この本で初めて知った。
    簡潔で読みやすい文章で書かれた怪異の世界。
    薄衣を被せたような、あやうい艶のある空気感。
    好きだ。これは面白い、と思った。
    追いたくなる作家さんに出会えた。嬉しい。

    0
    2024年11月17日
  • その怪異はまだ読まれていません

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後に何かありそうだとは思っていましたが
    儀式に参加させられていたとは。

    あとがきの「読んでくれてありがとう」が意味深。

    0
    2025年10月16日
  • その怪異はまだ読まれていません

    Posted by ブクログ

    怪異を読む事。そしてその怪異を語り、伝えていくこと。その度に恐怖は増幅し、時に更なる怪異を生む。そしてまたその怪異を伝聞して行く。怪談の価値はこうして高まっていくものなのだろう。

    夢と現の狭間を彷徨い、そして狐に摘まれるような怪異譚から、神への冒涜からなる怪異、祟り。自分の業から生まれる怪異。あらゆる要素を孕んだ恐怖が短い語りの中に広がっていく。巻き込まれる系怪談は嫌いじゃない。むしろ大好物だ。

    0
    2025年04月03日
  • その怪異はまだ読まれていません

    Posted by ブクログ

    ホラーの短編集。それぞれに主人公である私が登場し話の聞き手をしている。
    先ずは私?の話。
    話を聞く三者をそれぞれ紹介するような私の語り。
    三者ぞれぞれの目線からの私へと語る話。
    三者が私について語る話。
    とても素晴らしい構成。最初はよくある構成だな、だとすると最後の一文の意味はなんだろう?よくわからないと読み進めると、そこどころではない違和感をなぜか飲み込んだまま進めてしまう。

    この呪いにはしっかりかかってしまったようで。寝入る時に、家の中にいる見知らぬ人をしっかりと思い描けてしまった。

    0
    2025年01月06日

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