その怪異はまだ読まれていません

その怪異はまだ読まれていません

1,595円 (税込)

7pt

わたしはこの本を書くために、3名の人物に取材をおこないました。
彼らの身の回りでは不気味な出来事が起きているそうです。



「ワニみたいな生き物」がいるという通報、見えない何者かに付け回され噛まれている女性、放課後の理科準備室で発見したつきのうらがわのほん、コックリさんが流行ったとある学校……



みなさんも彼らの話を一緒に聞いてあげてください。



【目次】
#1 マヨイガ人間
#2 下水道に棲む白い……
#3 皮膚の下のかみおとこ
#4 つきのうらがわのほん
#5 いたかもしれない弟
#6 やとのさたことくぬし
#7 うしのくびとわたし

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その怪異はまだ読まれていません のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編の連作ホラー小説。ネット怪談や有名な伝承がミックスされた読みやすいホラーなのですが… 怪異を取材する主体である「わたし」が突如ぼやけ、思わぬ展開に進んでいきます。これは面白かった。

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    Xで活動されている作家さんだそう。大変失礼なことに、この本で初めて知った。
    簡潔で読みやすい文章で書かれた怪異の世界。
    薄衣を被せたような、あやうい艶のある空気感。
    好きだ。これは面白い、と思った。
    追いたくなる作家さんに出会えた。嬉しい。

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    怪異を読む事。そしてその怪異を語り、伝えていくこと。その度に恐怖は増幅し、時に更なる怪異を生む。そしてまたその怪異を伝聞して行く。怪談の価値はこうして高まっていくものなのだろう。

    夢と現の狭間を彷徨い、そして狐に摘まれるような怪異譚から、神への冒涜からなる怪異、祟り。自分の業から生まれる怪異。あら

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    ホラーの短編集。それぞれに主人公である私が登場し話の聞き手をしている。
    先ずは私?の話。
    話を聞く三者をそれぞれ紹介するような私の語り。
    三者ぞれぞれの目線からの私へと語る話。
    三者が私について語る話。
    とても素晴らしい構成。最初はよくある構成だな、だとすると最後の一文の意味はなんだろう?よくわから

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    最後の最後でそーきたかー!の本
    すごく怖いではないけどなんか不穏
    ぞわぞわぞわぞわとした感触がずっと付きまとうような…

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    途中まで正直「普通」としか言いようがなかったけど、最後に猛スピードでに自分に迫ってくる感じ、とても良かった。
    是非一気読みして欲しい。

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    反後のはなしがいちばん気になった。
    一度しか読めてないけど2回読んだほうがよさそうです。
    すべてのはなしが怪異を呼ぶための序章。

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    ぼんやりと怪異が出てくるのだが、オチが曖昧でどう捉えたらいいのかな?と思うところが多かった。
    全然違うけれど、直近で読んだ違う作者のホラーに対するアンサー小説みたいな展開になってちょっと笑った。人を呼び戻したいのと、呼び戻した後みたいな感じ。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    Xの有名人まくるめ氏の書籍。
    まくるめ氏は文章の研鑽についてはかなりストロングスタイルにやってきている人であるという印象があり、本作もしっかりと軸足を感じる文章で読みやすい。

    内容は、今流行の障り系ホラーといった感じで、迸る衝動的なものがあまりキャッチできず残念であった。
    技法的にウケる話を組み上

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    分からなかった。
    分からない事が怖い。得体の知れない恐怖が本当に得体の知れなくて、ある意味新体験だった。
    本を読んでこんなに怖いと思ったのは初めて。
    何も明らかにされないし最後余計訳わからなくなるし全然スッキリとはしないけど、これはこれで好き。
    後書きが短すぎるのも含めて怖くて面白かった。

    0
    2025年07月30日

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