蔵本千夜の作品一覧
「蔵本千夜」の「Battle Scar」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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報道されない現実
決していい話ではありません。
だけど⭐︎5つけたいです。
ロシアによるウクライナ侵攻、現代の日本においてあまりにも非現実的すぎる出来事。
でもそこには人の営みがあって、前線に立っているのもやっぱり人間で、死ぬのが怖いのは敵味方関係なくみんな一緒で。
あまりにも重すぎる事実から意識的に目を背けていたような気がします。どんな辛いことが行われているのか、考えないようにしていたかもしれません。
この作品を通して苦しくて悔しくて悲しい気持ちになりました。どうしたらいいのかわからない、もどかしい気持ちもあります。
戦争を止められない無力な自分が嫌になります。
そんな中でも今の私にできることは、1人で
戦争の犠牲者は戦場以外にもいる
戦争の犠牲者は戦場で戦死した兵士だけでは無い
ある日突然生活が一変し、これまで当然として享受してきた日常生活が壊れていく
それなりの覚悟を持って軍に入った若者は過酷な戦場で摩耗して行き、明日もきっと素晴らしい日になると信じていた娘は一夜にして地獄の日々になり、楽しかった日々がどうして返ってこないのか、何もわからないまま幼子は死ぬ
戦争とは全てを巻き込み破壊して行く人災であり
それによって引き起こされる被害は全世界に波及する
作中のセリフを借りて、感想としたい
『21世紀にもなって、戦争なんかするなよ』
戦争の犠牲者は実は兵士たち
民間人被害に焦点を置いた作品ですが、たった数カ月の戦闘で数十万人の死傷者を出したガザ紛争、しかし3年以上続くウクライナ戦争においては12000人程度です。
開戦時にロシア軍によるトラップを発見したというのはよく見ましたが、引っかかった話は見たことも聞いたこともありません。当然、生きた人への爆弾設置の話も、です。そういえば最近はトラップの話の流行が過ぎ去ったのかまったく聞かなくなりました。
ウクライナでの性被害についてはあまり題材がよくないですね。この話を積極的に出していたウクライナ政府の官僚が証拠を出せなかったので失脚しています。(被害者がいるなら救済すべきだ、という世界中からの要望に実は創作