作品一覧

  • 池田純久と日中戦争 不拡大を唱えた現地参謀
    5.0
    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 盧溝橋事件の勃発当時、現地で不拡大を主張した軍人がいた! 盧溝橋事件(1937年)勃発当時、支那駐屯軍の作戦参謀だった池田純久は、現地で交渉による解決を強く主張して拡大派司令官と衝突し、左遷される。のち、1945年にはポツダム宣言の受諾を決めた「最後の御前会議」に出席するなど、日本の転換点に居合わせた池田純久という人物を、盧溝橋事件前後を中心とした史料と家族の思い出という両面から描き出す。
  • 雪解けの尾根 JAL123便の墜落事故
    -
    遺族の立場に甘えない、やさしくも厳しい目で綴った渾身の手記  どんなに騒がれた大事故でも、時がたつとともに世間から忘れられていきます。しかし、この事故の裏側には、決して忘れてほしくない事実や、人のやさしさがありました。私は、日航機事故のその後を、多くの人に伝えたいと思いました。(本文より)  雪解けの尾根を登る日航社員、上野村の村民、マスコミの人たちとの交流を重ねるうちに生まれた人間ドラマを、筆者のやさしくも厳しい目とココロが追う。「日本航空123便墜落事故」の遺族が自らペンを取った感動のノンフィクション作品。 第一章 遺族として過ぎた十一年 第二章 日航の社員たち 第三章 墜落現場の上野村と村人たち 第四章 忘れられないマスコミの人たち 第五章 尾根に散らばる遺品 第六章 遺書が取り持った友情 第七章 御巣鷹の尾根管理人 ●池田知加恵(いけだ・ちかえ) 東京都生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒。

ユーザーレビュー

  • 池田純久と日中戦争 不拡大を唱えた現地参謀

    Posted by ブクログ

    陸軍軍人池田純久を中心に日中戦争の勃発前後を解説する本。池田純久という人物にピンとくる人はあまりいないであろうが、軍官僚としてかなり優秀な人物であり、また当時の軍人には珍しく開明的な思想の持ち主だった。(陸軍大学校卒業のエリートなのに『アカ』という事実無根のレッテルが貼られるほどである)。
    当時日本陸軍内部拡大か不拡大かで意見が割れ、彼は不拡大派として現地で奮戦するも結局は拡大派の工作に抗えず最終的には左遷という形で中国を去る。当時の日本人の中国感は総じて「遅れた国」という侮蔑的なものであったが、彼はそのような思想を持たずに真っ直ぐに向き合おうとした節がある。ただし、それが中国人にそのまま受け

    0
    2025年03月29日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!