高山環の作品一覧

「高山環」の「夏のピルグリム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 夏のピルグリム
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    中学校には馴染めず、厳しい母親に叱られ家庭でも居場所がない。夏子は日々を無気力に過ごしていた。心の支えは、妹のチイちゃんと共にお話を創ること、そしてチイちゃんの推しのアイドル・羽猫くんの動画を一緒に視聴すること。しかし夏子の様子を見かねた母親は、夏子が目を背けてきた「現実」を突き付けてくる。さらに同時期に羽猫くんが活動を休止して――。すべてを失った夏子は、一夏の巡礼の旅に出る。

ユーザーレビュー

  • 夏のピルグリム

    Posted by ブクログ

    装丁が綺麗。
    これがこの作品を手に取った理由。

    北野武さんの映画に「菊次郎の夏」というのがある。
    それを思い出した。

    一読をお勧めします。

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    2025年09月06日
  • 夏のピルグリム

    Posted by ブクログ

    高山 環さん、今回初読みの作家さん ♪︎♪︎(*^^*)
    こちらは装丁に一目惚れし購入した一冊 (^O^)♪︎♪︎

    妹のチーちゃん(千佳)を亡くし、心に大きな罪悪感を持った13歳の少女、ナッツ(夏子)。

    ある日、親に嘘をついて家を出た夏子と友達のマチ(弥生)。
    わずかな所持金と荷物だけを持ち、活動を休止した推しのアイドルを捜し、再会を果たす目的のため、目撃情報があった遠く離れた宮崎を目指す計画を実行する。

    まず、夏子の住まいである、武蔵小杉(神奈川)のタワマンからマチの親が経営する工場へ向かいマチと合流。
    そして、九州へ納品に向かう予定の工場長が運転するトラックの荷台に忍び込む作戦で二人

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    2025年08月17日
  • 夏のピルグリム

    Posted by ブクログ

    夏にアニメ映画化されている情景が目に浮かびます。
    夢って何か壮大なものでないと口に出してはいけないように感じていたけれど、夢って色々な形があって、それら全てが尊いものであると思わせてくれました。大人も子どもも完璧な存在ではないけれど、互いを思い合って、思い過ぎてすれ違う。人間は不器用で愛おしい。

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    2024年09月21日
  • 夏のピルグリム

    Posted by ブクログ

    いかにも夏休みの田舎の親戚といった
    装丁に惹かれまして
    第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞

    ピルグリムは巡礼者といった意味らしい
    女子中学生の成長ロードノベル

    私立中学に通う中学一年生の夏子
    武蔵小杉のタワマンの一室に両親と住む
    とするとタワマン文学の一作とも

    一見希望校に入学して人が羨むマンションに住む少女が抱える苦悩
    自分にも娘にも厳しい母親
    おっとりと見守る父親

    夏休み、妹の残した気持ちを運ぶため
    祖母が住む宮崎へ家出同然の旅に出る
    少女が抱えていた苦悩は想像以上に大きくて
    これを解き放つのは大変で荒療治も必要かと思うのだけど
    この道中が無計画すぎて
    トラックの荷台に乗ったり
    お笑

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    2025年07月07日
  • 夏のピルグリム

    Posted by ブクログ

    装丁とタイトルに惹かれて。装丁は岡本歌織さん。少女二人のロードノベル。危ない目に遭わなくてよかったねと老婆心ながら思う。

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    2025年04月03日

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