高山環のレビュー一覧

  • 夏のピルグリム

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    装丁が綺麗。
    これがこの作品を手に取った理由。

    北野武さんの映画に「菊次郎の夏」というのがある。
    それを思い出した。

    一読をお勧めします。

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    2025年09月06日
  • 夏のピルグリム

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    高山 環さん、今回初読みの作家さん ♪︎♪︎(*^^*)
    こちらは装丁に一目惚れし購入した一冊 (^O^)♪︎♪︎

    妹のチーちゃん(千佳)を亡くし、心に大きな罪悪感を持った13歳の少女、ナッツ(夏子)。

    ある日、親に嘘をついて家を出た夏子と友達のマチ(弥生)。
    わずかな所持金と荷物だけを持ち、活動を休止した推しのアイドルを捜し、再会を果たす目的のため、目撃情報があった遠く離れた宮崎を目指す計画を実行する。

    まず、夏子の住まいである、武蔵小杉(神奈川)のタワマンからマチの親が経営する工場へ向かいマチと合流。
    そして、九州へ納品に向かう予定の工場長が運転するトラックの荷台に忍び込む作戦で二人

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    2025年08月17日
  • 夏のピルグリム

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    夏にアニメ映画化されている情景が目に浮かびます。
    夢って何か壮大なものでないと口に出してはいけないように感じていたけれど、夢って色々な形があって、それら全てが尊いものであると思わせてくれました。大人も子どもも完璧な存在ではないけれど、互いを思い合って、思い過ぎてすれ違う。人間は不器用で愛おしい。

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    2024年09月21日
  • 夏のピルグリム

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    いかにも夏休みの田舎の親戚といった
    装丁に惹かれまして
    第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞

    ピルグリムは巡礼者といった意味らしい
    女子中学生の成長ロードノベル

    私立中学に通う中学一年生の夏子
    武蔵小杉のタワマンの一室に両親と住む
    とするとタワマン文学の一作とも

    一見希望校に入学して人が羨むマンションに住む少女が抱える苦悩
    自分にも娘にも厳しい母親
    おっとりと見守る父親

    夏休み、妹の残した気持ちを運ぶため
    祖母が住む宮崎へ家出同然の旅に出る
    少女が抱えていた苦悩は想像以上に大きくて
    これを解き放つのは大変で荒療治も必要かと思うのだけど
    この道中が無計画すぎて
    トラックの荷台に乗ったり
    お笑

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    2025年07月07日
  • 夏のピルグリム

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    装丁とタイトルに惹かれて。装丁は岡本歌織さん。少女二人のロードノベル。危ない目に遭わなくてよかったねと老婆心ながら思う。

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    2025年04月03日
  • 夏のピルグリム

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    「将来の夢を書いてください。」中学に入って早々の教室でやる気に満ちあふれた担任からの課題だ。
    夏子はこの課題に「夢を持たない」と書き込もうとする。
    イマドキの中学なのか、それとも何があるのか。 

    夏子は自分は蛹の中に籠もって出来るだけ友達も作らない、出来ないのもあるのかもしれないが。
    妹とぬいぐるみ相手にファンタジーの世界に逃げ込んでいる。
    しかし、その妹は今はいない。妹の死に夏子は深く傷ついている。
    妹の推しを自分も推しているように装ってマチというクラスメイトと友達になり、ライブにも出かけるが、その推しが引退することになり、妹のために宮崎まで探しに行くことになる。
    神奈川から宮崎まで、中1

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    2025年03月29日
  • 夏のピルグリム

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    親の心子知らず、子の心親知らず

    13歳の少女が旅をすることで親の偉大さを知り、平凡な日常が如何にして築き上げられた世界だったのかと感謝するが、
    現代の実社会は子どもが旅をするにはあまりにも不親切。

    見知らぬ中学生を一泊させようものなら逮捕案件。メディアの標的。子供は自宅に強制送還。
    これでは誰も親切にできない
    悪い大人がいることも事実なので線引きが難しい。
    安心安全に暮らせる社会になればいいのに、、

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    2025年02月04日
  • 夏のピルグリム

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    中学一年生の少女2人による旅物語。
    人それぞれ抱えているものがあってそれが旅の中で徐々に明かされて行き最後は全てが解き放たれるという展開はロードムービーのテンプレート的でありこれは読み進めていくと予測出来るのかなと思います。

    ただ主人公が中学生ですので途中の展開は少し都合良すぎるのが気になりました。実社会において私が家出してきた中学生を一晩泊めようものなら確実に逮捕でしょう。

    また途中で差し込まれる物語も個人的には不要かなと感じました。タイトル回収している訳でもなく、これがないと主人公の心理が描写出来ない訳でもなさそうですし。

    悪くはないけど普通かなというのが個人的な感想です。

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    2024年08月09日