クリスティン・ペリンの作品一覧

「クリスティン・ペリン」の「白薔薇殺人事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 白薔薇殺人事件
    3.6
    1巻1,300円 (税込)
    ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住むキャッスルノール村に招かれた。大叔母は16歳のときに占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じつづけており、大邸宅に住む奇妙な老婦人として知られている。屋敷を訪れると、大叔母は図書室で死んでいた。両手には血の痕があり、床には茎の長い白薔薇が落ちていた。予言が的中して自分が殺されてしまったときのために、大叔母は約60年をかけて親族や村人たちを調査していた。その膨大な調査記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。新鋭が贈る犯人当てミステリの大傑作!/解説=千街晶之

ユーザーレビュー

  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    会ったことのない大叔母が殺され、殺人犯人探しをする羽目になる主人公。発見した大叔母の日記から、彼女が16歳当時に失踪した友人の謎も併せて推理することになる。過去と現在が交互に語られるのだが、うまく組み合わせてあり、また、登場人物の若い頃と現在が並べて語られることで、こんなふうに成長したのかという面白さもある。もちろん推理小説としても面白い。

    0
    2025年09月16日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多分、ミステリーの後ろの広告で見て。

    資産家の大叔母の弁護士から、会合に出席するように手紙が来る。
    現在無職で作家志望のアニーは大叔母の住む村、
    昔からの知り合いがほとんど住み続けるような田舎の村へと向かうが、
    屋敷の図書室で大叔母フランシスは死んでいた。
    白薔薇のかたわらで。

    大叔母は十六歳の頃に告げられた占いが、
    自分の死を予言しているものだと深く信じていた。
    クイーンを片手のひらににぎった、とある一節を信じて、
    義理の甥の結婚式場を変更させるぐらいに。

    大叔母の遺言は、自分を殺した犯人を探し当てた人に全財産を渡すとあり、
    アニーは自分と母親が住んでいる家を守るためにも、
    大叔母の殺

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    2025年07月12日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    イギリスを舞台にしたミステリーで、ミステリー作家のアニーが殺された祖母の事件解明に挑む物語。殺人事件を追ううちに、祖母の遺言書によって遺産を巡る推理対決が始まったり、敵対する何者かに部屋に侵入されるような緊迫感のある展開があったり、命を狙われて戦うようなアクションシーンがあったり、いろんなことが起こって映画を見ているようで楽しかった。
    祖母の日記の内容が小出しにされて過去が明らかになるけど、そこではフランシス、ローザ、エミリーという3人の美少女とそれぞれのパートナーを巻き込んだドロドロの愛憎劇が赤裸々に書かれていて、それを読み進めているところが一番おもしろかった。ティーンエイジャーの登場人物が

    0
    2025年06月18日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    大叔母フランシスが少女時代に書いた日記パートと、主人公アニーの現代パートを交互に繰り返しながら、大叔母を殺害した犯人を見つけ出すフーダニットミステリ。

    よかった!

    設定から魅力的…
    ・主人公のアニーは“推理作家志望”の女性
    ・大叔母は大富豪で田舎の“屋敷”に住んでいる
    ・屋敷を訪れたら大叔母が“図書室”で亡くなっていた
    ・大叔母が少女時代に占い師に「あなたは殺される運命にある」と言われ、それを信じて図書室の隣の部屋に篭り60年以上にわたり、誰が自分を殺すのか村人を観察・記録し続けていた

    フランシスの日記パートは特に没頭して読みました。
    当時の人間関係だったり心情が細かく伝わってきてハラハ

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    2025年04月19日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    バースの再来とか
    レッドツェッペリンの後継者とか
    令和のダウンタウンとか
    そういうの大体大外れなんだけど。

    この作品はクリスティテイストがばっちりがっつり満喫できる、犯人捜しの王道かつ古典的本格推理小説。ホロヴィッツと比較されることも多いだろうけど、こっちの方がより在りし日の本格ミステリーの味わいをしっかり残している感じ。それを古さと感じるか伝統と感じるかは好みだろうな。俺は伝統美と感じたが。

    あえて難点を言えば、名前の憶えづらさ。ローラとローズとか、エミリーとエルヴァとか、ジョーとジョンとジェニーとか、最初それもトリックかと感じたくらい。日本人には分かりにくいのかなぁ。俺もまぁまぁ翻訳小

    0
    2025年03月26日

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