作品一覧

  • 黴の生えた病棟で
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    精神科病棟の看護師たちは、夜な夜な患者をもてあそび、笑っていた。 彼らはごく普通の「いい子」たち......のはずだった。 2020年3月、兵庫件神戸市西区の精神科病院「神出病院」の看護師や看護助手ら6人の男が患者への虐待容疑で一斉に逮捕された。看護の道を志して集まった彼らは、なぜ卑劣な犯行に手を染めたのか。閉ざされた病棟ではいったい何が起きていたのか。全国で相次ぐ同様の事件の背景には何があるのか? 地元紙神戸新聞の取材班が事件とその背景に迫る!

ユーザーレビュー

  • 黴の生えた病棟で

    Posted by ブクログ

    2025/3/10

    神戸の精神科病院での虐待事件。
    看護師が悪人だったのか。
    環境要因が大きかったことを知り、考えさせられた。

    タイトルの「黴の生えた病棟」が比喩表現ではなく、病院の実情だったことに驚く。

    「貧すれば鈍す」
    どうすれば良いのか、わからないよ。

    0
    2025年03月10日
  • 黴の生えた病棟で

    Posted by ブクログ

    将来医療従事者になるからこそ読まねばと思って手に取ったのがきっかけ。
    あり得ないくらいおぞましいことが起こってるようでいて、それを解き明かしていくと、事件が起きるまでの経緯は人間心理を考えると妥当なように思えて
    人間とか社会構造とかそういうものの危うさに気づかされた。
    個は集団に入ることでとても流されやすい生き物で、きっと明るみに出てないだけで、程度の差はあれ、今もいろんなとこでこういうことは起きつづけてるんだろうなぁ、と。
    集団、組織としての改善策は色々書かれてたけど、個としての改善策は人間はこういう心理があってこう流されてしまう生き物なのだと自覚的であることなのかと思ってみたり。

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    2025年03月06日
  • 黴の生えた病棟で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルがもうただ事ではないですね。本書の病院だけでなく患者を虐待していた病院というのがたびたびニュースになりますが、本書の舞台になった病院や本書の中に出てくる病院・施設の他にもまだあるんではないか、発覚してないだけなのではないかと思えてならないです。まさに本書の章タイトル「精神科病院に日本の病理が凝縮」という言葉に集約されると言いますか…

    虐待した人たちが特別に悪い人間だったわけでなく、同調圧力が生んだ行いであるということに暗澹たる気持ちになります。また、絶対的権力を振りかざした人間に逆らうことを諦めたことで蔓延しエスカレートしていく所業の悪辣さに怒りを通り越して震撼する思いでした。
    本書

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    2024年12月03日
  • 黴の生えた病棟で

    Posted by ブクログ

    まったく他人事ではない。集団生活を送る限り、被害者にも加害者にもなる可能性はある。SNSの炎上もまたしかり。

    0
    2024年09月26日
  • 黴の生えた病棟で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日々、認知症の患者の排泄介助や不穏対応に追われ、夜勤をこなす過酷な医療・介護の現場に身を置く私にとって、同じく閉鎖的な病棟という空間で起きたこの事件は、決して目を背けることのできないテーマだった。ふと手に取った『黴の生えた病棟で―ルポ・神出病院虐待事件』(神戸新聞取材班 著)は、私自身の足元をぐらつかせるほどの衝撃と、深く沈潜するような思考のうねりをもたらした。
    本書は、2020年に兵庫県神戸市の精神科病院「神出(かんで)病院」で発覚した、看護師や看護助手ら6名による患者への凄惨な集団虐待事件の深層に迫ったルポルタージュである。事件の発覚は、内部告発でも行政の監査でもなく、ある元看護助手が院外

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    2026年02月20日

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