齋藤美保の作品一覧
「齋藤美保」の「世界で一番楽しい キリンの生態学」「林にかくれるキリンを追う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「齋藤美保」の「世界で一番楽しい キリンの生態学」「林にかくれるキリンを追う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
タイトルと帯が魅力的だ。カバーも興味深い。鳥類の生態等にも関心があるが、馴染みのない動物を紹介する本に逢えて、高揚感で満たされた。
本書は、キリンの生態等について平易に解説する。キリンの体組織に係る特徴や日常生活、さらには繁殖等にも豊富な写真や図とともに丁寧な説明が続く印象を受ける。
筆者は幼少期をケニアで過ごした経験があり、キリンへと興味の対象が拡がっていったようだ。冒頭にて本書は、生態学や行動学等の観点からキリンを見つめている日本語で著された唯一の書物であると表現している。
印象的なことを以下に記す。
★舌→長さ約40〜50㎝で、黒色。植物のトゲをものともしないくらい丈夫。
★模様→一頭一頭異なり、丸みや滑らかさは、母親に似るようだ。人間の指紋のように個体ごとに異なるらしい。種類によって多種多様だ。
★脚→最高時速60kmで駆け抜ける。飼育下では、伸び過ぎた時にやすりで削る『爪切り』ができるようトレーニングを行っている動物園もあるようだ。
★心臓→最高約250〜300mmHg
最低約200mmHg
厚さ8㎝もの筋肉がある
★約1,150万年前、キリンは、今の姿に進化した。
★睡眠時間は、一日で合計2時間足らず。細切れ派
★体が大きく模様の濃いオスが採食や繁殖で優位
★子どもが小さいと、母親の親密度も増加
本書を通じて、キリンの生態等の一部を垣間見ることができた。予想に違わず、社会性の強い動物であることを再認識した。
子どもの頃によく足を運んだ動物園から縁遠い日々が続いた。しかし、この一冊でその暮らし様も、変わりつつあるかもしれない。
帯にあるように、近々キリンを見て見たくなった。
Posted by ブクログ
2026年刊。キリンのビジュアルガイドブック。体の秘密に始まって、その進化、日常生活(食性や睡眠)、繁殖と子育てまで、ほぼすべてのトピックスを網羅。よくできている。
かつてキリンは1種9亜種とされていたが、遺伝子解析の結果にもとづき、2025年に4種に改訂された。もちろん、そのことも書いてある。
監修者はキリンのプロ研究者。タンザニアでフィールドワーク、マサイキリンの母子関係の研究している。幼少時にはケニア在住。(キリンもゾウも、女性の研究者が多い気がする。少なくとも私の読んだ本の著者はみな女性だった。)
書名や肩書き、「世界で一番楽しい」や「日本で唯一の…研究者」はなくもがな。総花的に見えるので、これといったトピックを深めるコラムがあったほうがよかったかも。
(蛇足。しかし、私には、あの体がどうしても不便にしか見えない。高いところにある木の葉を食べるためって、え、それだけのために?)
Posted by ブクログ
日本でキリンを見たことのある人は多いでしょう。動物園にはよくいますが、野生はテレビでしか見ませんよね。
でも、著者はアフリカにしかいない野生のキリンを歩いて探し、観察・研究した人です。
野生のキリン研究者は殆ど四輪駆動車やデータロガーなどの機器を使って調査するようですが、著者はお金のない大学生ですがから徒歩という選択となったのでしょう。
アフリカで幼少期を過ごしたことから、アフリカでのフィールド調査に飛び込んで行けた若さとバイタリティがあったのですね。これからの自然動物保護などに力を発揮されるのではないかと思います。
調査した時の写真が多く載っていますが、挿絵も全てカラーです。白黒だと写真のキリンが見つけられないかもしれません。挿絵も動物園で働いた経験のある人で、理解を助ける絵となっているように感じます。
野生キリンの子育てが著者の研究テーマですが、驚きの子育て法でした。
また、昔は「シマウマやキリンは佃煮にできそうな程たくさんいる」と聞いた事がありますが、最近は激減しているらしく、子育ては特に重要なテーマかもしれません。
文章も読みやすく、小学校中学年からおすすめです。