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  • 猿ヶ島(乙女の本棚)
    値引きあり
    3.5
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第38弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・すり餌のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 ああ。この誘惑は真実に似ている。あるいは真実かも知れぬ。 おおきな海を渡った先は、深い霧に包まれた島だった。そこで私は同郷の者と出会い、ある決意をする。 太宰治の名作が、水墨画のような柔かな色合いの和風イラストで話題のイラストレーター・すり餌によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

ユーザーレビュー

  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    太宰治文学忌、桜桃忌
    1935年 昭和10年の作品

    1896年ロンドン
    はるばると海を超えてこの島に着いた私
    不安の中島を巡り歩く
    島は孤島ではなく動物園らしき内側
    孤独〜不安〜島での安寧を知るも
    好奇の目はある、自由はない
    太宰治、まさかの叙述トリック

    すり餌さんの和風の色合いデザインが素敵
    まさかの描出トリック?
    太宰治と一緒に騙してくれます
    さて、束縛の安寧か
    不穏な自由か

    ロンドン博物館附属動物園で2匹の猿の逃走から
    の着想

    0
    2025年06月19日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さすが、途中で人間ではないなとは気づいたが、イラストと一体化した乙女の本棚ならではのトリックとなり読んでいて、イメージが絡まり楽しかった。
    最後はなるほど!これが題材なのねと感嘆⭐︎

    0
    2025年05月21日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自由か安定か
    今の現代にも通ずるところがあると思った。
    私がもしこの猿だったら、週3回くらいは動物園にいて、それ以外は脱走したいかな。
    安定と自由両方バランスをとって生活していたいかも。今の自分の願いでもある。
    そのためには、まずは断捨離なのかな。

    それにしても、日本文学は最後に答え合わせがあって2度読んでしまうことが多い気がする。
    人の解釈を読むのも楽しい。

    0
    2024年08月03日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    蒔絵のような挿絵が美しい…。
    短編にして画集としても楽しめるシリーズだけれど、これはさながら蒔絵の小箱。
    乙女の本棚シリーズは、買う前に一度他で読んでみるのだけれど、最初は最後の一文が良かった。
    購入後、より丹念に、挿絵を楽しみながら読むと、最初から様々な描写が丁寧で味わい深い。
    冒頭の霧深いという描写も、最後の一文でなるほどね、となる。
    何度も読み返すには、良い短編。絵とも相まって、愛玩とはこういうものかーと思った。

    0
    2024年07月14日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと人間の話かと思ってました。
    え?まさかの猿側!?
    動物園にいる動物たちってこんな気持ちなのかもしれませんね。

    0
    2024年06月05日

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