車谷貴広の作品一覧
「車谷貴広」の「優秀な人材が求める3つのこと 退職を前提とした組織運営と人材マネジメント」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
ご縁があって筆者とは友人として登山をご一緒させてもらっていたりする間柄である。地頭がよく、とても鋭い方だと感じていてどんな本を出されたのだろうと読んでみた。
とても経験知を上手く体系化しているな、と感じた。企業の人事がおかれている環境を整理し、個別具体的な施策への提言は非常に共感できる。筆者は実務家や経営者を読者対象としているのだろうと想像するが、実はアカデミアにもとても有意義ではないかと考える。採用のシミュレーションや経営組織論の研究者にも大いに参考になりそうだ。 大学教員も送り出す学生として何が求められるのかを考えるときに参考になるかもしれない。
採用を企業戦略の課題として捉えるのは、まさにSHRM(戦略的人的資源管理)の活動に関連すると察しがつく。 基本的に参考文献や論文を探して補強すればさらに説得力は増すが脚注での指摘で実務家向けは事足りるし、検証作業はアカデミアに任せたい。 私が興味深く感じたのは高度専門性人材と対象企業におけるトップ5%の人材の扱いについてだ。研究開発のスター人材と経営層に適したトップレベルの人材でどう考えるかという部分と、標準レベルの人材スペックをどこに設定してチューニングするかという部分については言われてみればとても妥当だと感じるが、肌感覚で分かるというのはやはり実践知がなければできないことだろうと想像する。何をもって優秀かは各社によって異なるのでチューニングの方法をいかに身に着けて、従業員と企業間のジョブデザインとジョブクラフティングを支援していくということが人事機能には求められるのだろう。興味深く拝読させていただいたので今度彼に会ったときはぜひコメントフィードバックしたい。