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  • 〈小さき社〉の列島史
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    「村の鎮守」はいかに成立し、変遷を辿ってきたのか。各地の同名神社群に着目し、「印鑰社」「ソウドウ(崇道)社」「女体社」「ウナネ(宇奈根)社」を一社ごとに取り上げ、現地調査と文献から、分野の枠を越え考察を試みる。

ユーザーレビュー

  • 〈小さき社〉の列島史

    Posted by ブクログ

     日本にはおよそ8万社を超える神社があり、末社、小祠まで含めると20万から30万あるのではないかと言われているが、本書は「地域社会に忘れ去られたように鎮座する小社を対象に、その成立事情や存在形態、さらに変遷過程などを歴史学的に解明しようと試みた」(10頁)ものである。

     そのような非常に多数の小社の中で、本書で取り上げたものは、次の4つ。
    〇印鑰社  ~ 国衙における印を扱う際の請印作法→印鑰神
    〇ソウドウ社(崇道天皇社) ~早良親王御霊
    〇女体社  ~船霊神
    〇ウナネ社(宇奈根、宇那根)~洪水除けの神

     小社については中世にまで遡る文献史料の少ないこと、幕末から明治にかけて合祀・廃絶・移

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    2024年03月11日

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