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1.この本を選んだ目的
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2025年phoneappliの導入を推進しました。
その流れでphone appliのイベントに参加し、この本をいただきました。
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2.概要
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ウェルビーイング経営について、筆者の考えと、社員の声が語られています。
そして、ツールphoneappliの機能などの、宣伝もチョロチョロと含めています。
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3.感想
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わかりやすいと思います。
全くウェルビーイング経営とか、社内のコミュニケーション活性化に取り組んだことのない人は、読むと面白いと思います。
わたしは、2024年も別の会社で同様のツールを導入しています。社内のコミュニケーションは、自分たちで勝手に進めることはできず、会社側が環境を用意して、いろいろな打ち手を展開していかなければいけない時代ということですね。
昔のように喫煙所でコミュニケーションをとるとか、頻繁に飲み会をするとか、さりげない会話とか、、いろんなものがなくなった、または、できない人ばかりになっているということでしょう。
テレワークの環境のせいもあると思いますが、人とのコミュニケーションはストレスなんでしょうね。多くのストレスは、相手によって発生するものであり、1人で仕事していた方が、ストレスは少ないんでしょうね。
この本にちょいちょい社員の声がありますが、4年目部長、のように、若い。ベンチャーですね。
優秀な人は仕事しますからね、いい状態なんでしょうね、きっと。
わたしは、仕事において年齢の意味するものを、ずっと考え続けていますが、いまだに、年をとることの有用性が見出せていません。
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4.具体的にどのような点を学習したか?
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第1章 ウェルビーイング経営とは
- ウェルビーイング経営とは、組織の業績向上と従業員のウェルビーイングの両立を目指す経営のこと。ウェルビーイング経営は「攻め」重視のマネジメントともいえる。
- 自分一人で一生懸命考えていても、アイデアには限界があります。上司・部下だけではなく、他部者の人や、他の役割の人とのコミュニケーションが、イノベーションを引き起こすクリエイティビティの源泉となる。そのため、自由にみんながコミュニケーションを取れるようになることが大切。
▫️幸せの4因子
①やってみよう
夢や目標を持てること、それに向かってチャレンジできること、興味あることを表現できている状態。
失敗を非難するのではなく、積極的に推奨する。成功は、失敗を重ねることでしか生まれない。
②ありがとう
お互いに、感謝や利他的な気持ちを持てる状態です。
人間関係を良くする上で「感謝」は必須のキーワードであり、ウェルビーイングを実現する上でも重要。
③なんとかなる
前向きで楽観的であり、自己受容ができている状態です。
④ありのままに
自分が受け入れられていると思える。人と比べすぎることなく、自分らしくいられる。自分の思ったことを素直に言える。自分から自己開示できる。人によって違う考え方や価値観を受けいられる。そんな状態です。
ウィルビーイング経営のためには、これら幸せの4因子を、それぞれ促進するような組織づくりが必要。4つの因子について、組織として邪魔することなく、より伸ばしていく、それがウェルビーイング経営です。
頑張って仕事をすれば、豊かに、幸せになれる、は、共通イメージではなくなって、すでに10年以上経つ。
「成功するから幸せになる」ではなく、「幸せだから成功する」
▫️具体的な効果
①生産性が高まる
主観的幸福度の高い人は、そうでない人に比べて創造性は3倍、生産性は31%、売り上げは37%高い傾向にあるとされている。
考えてみれば当然なことで、不幸せな人がお客様のためになる商品やサービスを考えていても、良い発想は生まれづらい。
②労働力の確保
企業は自分たちの会社で働いてくれる人を確保し、定着してもらわなければならない。
近年、特に若者層は、「自分たちにどんなことをしてくれる会社なのか」「自分が成長できる環境なのか」といったことに対する意識が強くなっている。
会社の中で幸せに働けていると感じるには、いま働いている会社が自分にとって、成長できている、パフォーマンスを出して貢献できている、と感じられるフィールドなのかどうか、という観点は重要。
③従業員の自発的な成長
ウェルビーイング経営の大きなメリットの一つが、自発的に成長する従業員が増えることです。
心身ともに不健康な状態では、なかなか勉強しようという気にならない。
一人ひとりが自分の人生設計をして、その中でキャリアを考えて自分を動かしていく。それが幸福感を生み、会社の業務にも反映されていく。
第2章 ウェルビーイングの三角形
▫️組織がおさえるべき4つのポイント
①環境
環境とは、オフィスなどの物理的な環境や、給与や福利厚生など。
従業員がどんな環境を期待しているかを知ることが重要。
②仕事
仕事が捗っていると感じられることが、自身のモチベーションや幸福感に好影響を与える。
③未来
常に明るい未来イメージを共有していくことが重要。
④対人関係
対人関係がよくないと、ウェルビーイングな状態に近づいていかない。
第3章 自分たちの幸せと向き合う
- 自分にとって幸せの条件を考える
- どのようなことが幸せか、幸せの形はひとそれぞれ
- 従業員の幸福度や精神的健康状態を確認する手段として、サーベイを活用
- 出社すると人や物事との偶発的な出会いがある。ビジネスパーソンとして成功した人のキャリアは、ターニングポイントの8割が本人の予想しない偶発の出来事によるものだった。そのため、偶発性を設計することも、従業員がウェルビーイングな状態に近づくためには必要。
第4章 ウェルビーイングの三角形 ①対人関係
- 週に1回30分の部下のための時間
- 1on1のベースの質問
体調はどうですか?
仕事量はどうですか?
モチベーションはどうですか?
- 話したいことがあるか
仕事について話したい
プライベートについて話したい
何も考えていない
- 発話量
上司3割に対して、部下は7割話している状態を目指す
- 1on1終了後のアンケート
あなたのための時間だと感じたか?
あなたの気持ちがすっきりしたり、次の行動を起こそうという気持ちになったか?
何より大切なのは、相手に興味を持つこと。
1人の上司に付く部下の数は7人まで。
▫️フルメッシュ1on1
- 横、ななめの関係構築を進めるためのもの
- 自部署以外の人たちと1on1を行なう
▫️関係性の7段階
1.存在認識
2.業務理解
3.個人理解
4.承認
5.需要尊重
6.鼓舞
7.強化
▫️信頼関係の階段
- 信頼関係の階段を上るためには、自己開示が必要
- 深いレベルの自己開示を行うには、相手に対して信頼できると感じている必要があり、誰に対しても一様にできわけではない。自己開示のレベルを深めていくには、軽いレベルの自己開示を積極的に行なっていく必要がある
第5章 ウェルビーイングの三角形 ②未来
- パーパスを社内に浸透させるには、集まった人たちが、同じ目標を目指して同じ方向を向くことが大事。
第6章 ウェルビーイングの三角形 ③仕事
▫️会社と個人をつなぐ目標設定
- 目標設定の3つのポイント
①自分の目標が、チームや会社の目標達成にどう貢献しているかを理解できること
自分が頑張ることで、チームや会社の目標設定にどう貢献していけるのだろうか、が明確であることはとても大切
②自分が時間を費やしている業務が含まれている方
業務の目標を決めるのに、最も時間を割いている日々の仕事の目標を明文化しない、または同じ優先度で考えないのは問題
③自分と上司だけでなく、周りの人もその目標を確認できること
自分が設定した目標について、自分と上司だけで考えたもので、周囲はそのことを知らない、というパターンも多い。少なくともチームメンバー全員が見られるようにしておくべき。
phone appliさんではV2MOMを導入
▫️V2MOM
①Vision ビジョン
達成したいことは何か?
自分にとって最も意味があることに焦点を絞ります。
【ポイント】
どのようなことを達成したいか
それは、会社・従業員・顧客・コミュニティにどのような影響を与えるか
【例】
従業員が誇りと感謝と挑戦をもって生み出し提供するプロダクト・サービスと、それを通じて実現するお客様の成功
②Values 価値
達成する上で大切な信念は何か?
Visionを追求する上で最も重要な原則や信念であり、判断や妥協点の指針になる。
【ポイント】
Visionを追求する上で重要な価値は何か
誰にでもわかるようにするには、どのように記述すれば良いか
それらの価値は、どのように日々の判断や妥協点の指針になるか、AかBか迷ったときにその基準となる指標
【例】
プロフェッショナル:私たちは、常に自己研鑽し、卓越したスキルと責任をもってお客様の期待に応えます。
スピード:私たちは、即断・即決・即行動で悩み続ける前に行動を起こし、すべての関わる人達を待たせない対応をします
③Methods 方法
達成するためにはどうするか?
会社やチームがVisionを達成するために必要になる具体的なアクションを考える
【ポイント】
Visionを達成するために必要なアクションを慎重に検討する
達成したい5〜8個のことは何か?
【例】
関わる人々がみな幸せになるポイントを見つける
難しい課題は分解し、実行可能なものに変えていく
④Obstacles 障害
達成の妨げになるものは何か?
それをどのように克服できるか?
【ポイント】
Visionの達成やMethodsの実行を困難にすることは何か
Obstaclesを克服するために具体的に何ができるのか
【例】
予期せぬ環境の変化
変化を恐れる心、変化を拒む心
⑤Measures 基準
成果をどう測定するか?
日々の活動ではなく仕事の測定可能な成果に重点を置く
【ポイント】
どうしたら成功したとわかるかを考える
測定可能な成果に重点を置く
【例】
売り上げoo万円を達成する
プロセス改善を行い、oo万円のコストを削減する
コーチング、1on1関連の書籍を読み、週1回の1on1を実践できるようにする
▫️目標達成のためのフィードバック
立てた目標に対してどこまでできているのかを毎月確認し、上司から部下にフィードバックしている
目標設定自体がコミュニケーションをうむ。
第7章 ウェルビーイングの三角形 ④環境
自宅で仕事をしていると、人に対する興味がどんどん薄れていきます。そうすると、例えば思い付いたアイデアを人に相談して具現化する、ということも少なくなる。
自宅より魅力的なオフィスをつくる
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5.具体的にどのような行動をするか?
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▫️1on1のベースの質問
・体調はどうですか?
・仕事量はどうですか?
・モチベーションはどうですか?
体調は最初に確認してましたが、他の2つの質問もいいな、と思ったので、毎回聞くようにします。
▫️会社の新たな施策として提案
phoneappliでは、3と9の付く日をサンキューの日としている。
「普段贈っていない人も、きょうはありがとうを伝えよう」と全社連絡で促すことで、浸透を図る。
同様のことを実施することで、感謝する文化を成長させる。