小松謙の作品一覧
「小松謙」の「熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生」「水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「小松謙」の「熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生」「水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
ページ数は薄いが詳しい解説が付いているのでダイジェスト的に水滸伝の粗筋が理解できる。水滸伝というと北方謙三の大水滸伝かコーエーのゲームぐらいしか思いつかないが本書を読むと原典の面白さあっての古典である事が改めて分かった。
百八の渾名とキャラの設定は当時としても最大ではあるまいか。王進がいつの間にか登場しなくなったり、史進が後半は精彩を欠いたりそもそも梁山泊が政府側になったりと妙な構成なのも各地の面白い話の継ぎ合わせという事で理解できた。特に武松の話は別世界線で金瓶梅(正確なタイトルは忘れた)とかいう別作品になっているのも面白い。
林冲が張飛に容貌が似てたり関勝なる関羽みたいな奴が出てくるのも人気キャラをオールスターで登場させるというアベンジャーズ的な発想。
本書を読んで特に興味深いのは李逵と魯智深の扱いの違い。どちらも武力特化型の豪傑でユーモアも感じられるが李逵の方はターミネーター的な殺人を容易く行う危険人物で宋江が死へ道連れにするのは印象的である。魯智深の方は人間としての深みがあり僧侶としての大成するというのは本書で知った。個人的にはこの2人と大悪党高俅が作品に彩りを与えていると感じた。