小松謙のレビュー一覧

  • 水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    ページ数は薄いが詳しい解説が付いているのでダイジェスト的に水滸伝の粗筋が理解できる。水滸伝というと北方謙三の大水滸伝かコーエーのゲームぐらいしか思いつかないが本書を読むと原典の面白さあっての古典である事が改めて分かった。
    百八の渾名とキャラの設定は当時としても最大ではあるまいか。王進がいつの間にか登場しなくなったり、史進が後半は精彩を欠いたりそもそも梁山泊が政府側になったりと妙な構成なのも各地の面白い話の継ぎ合わせという事で理解できた。特に武松の話は別世界線で金瓶梅(正確なタイトルは忘れた)とかいう別作品になっているのも面白い。
    林冲が張飛に容貌が似てたり関勝なる関羽みたいな奴が出てくるのも人

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    2025年01月02日
  • 水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    『水滸伝』のダイジェスト紹介。多くの解説やコラムによって、水滸伝以前の語り物が内容の変遷やキャラクター造形にどのような影響を与えているかがわかるようになっている。

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    2024年01月31日
  • 水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    水滸伝のエピソードごとにあらすじ・発生時期・発生場所・内容の変遷・原文の面白いところを豊富に紹介して、作品理解をもう一段深めてくれる本。原文では張飛似の林冲が二枚目になったように好漢のイメージがどうやって確立していったか、といったコラムも充実していて一ファンとしてとても勉強になった。
    面白いところだけでなくイマイチなところも正直に言及してくださるので信用できる。みんな読んでほしい

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    2024年01月15日