神保喜利彦の作品一覧
「神保喜利彦」の「東京漫才全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「神保喜利彦」の「東京漫才全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本当にたまたまなのですが、本書を読んでいる最中に浅草で友人と食事する会がありました。その前の用事が渋谷だったので銀座線で始発から終点まで。車内で読み終わらなかったので、どっか喫茶店で読み切ろうと思ったのですが、この本の発するバイブスと浅草の街の空気がシンクロとして、浅草東洋館に衝動的に飛び込みました。昼の部の最後の一時間だけで、しかも漫才は入る直前にロケット団が終わっていて、夜の部の前に出てしまいましたが著者の愛している文化みたいなものの匂いを嗅いだような気持ちになりました。まあ3000円は高かったけど、これも本の連れてきてくれた体験と思います。THE MANZAIでもなく、M-1でもない東京
Posted by ブクログ
おおまかに、萬歳→万才→漫才→MANZAI、と四段階に分けながら東京漫才の歴史を追っている本書。前三つはなんとなくわかると思うが、著者はMANZAIブーム以前以後で漫才の形が大きく変わったという立場なので、本書では漫才とMANZAIでわけられている。
本書が、なぜ東京に限定しているのかといえば、上方を入れてしまうと膨大な量となるうえに、リサーチもまともに追えないからではないかと思う。実際、東京漫才に限定しても不明瞭な部分は多い。特に戦前は、信用できる資料が質的にも量的にも足りないのだろう。
ただ、それを差し引いても膨大な固有名詞が並ぶ。さまざまなコンビの簡単なプロフィールが延々と続くだけとい