神保喜利彦の作品一覧

「神保喜利彦」の「東京漫才全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 東京漫才全史
    4.0
    現在も人気のある日本の伝統的芸能「漫才」には「お笑い論」の書籍は数多く存在するが、「漫才」の、特に東京を地盤とした漫才の歴史に関する書籍は数少ない。この「東京漫才」に焦点を当て、漫才の源流にまで遡り、「東京漫才の元祖は誰か?」、「しゃべくり漫才の流入と定着」、「戦後東京漫才の御三家」、「東京漫才専門寄席」、「MANZAIブームの功罪」、「爆笑問題、ナイツの活躍」等をテーマに、その発生と栄枯盛衰を、通説の誤解を正しつつ記した、画期的な「東京漫才」通史。 【目次】序章 「漫才」以前/第一章 東京に漫才がやってきた/第二章 生まれる東京漫才/第三章 戦前の黄金時代/第四章 戦争と東京漫才/第五章 焼け跡から立ち上がる/第六章 東京漫才の隆盛/第七章 MANZAIブームと東京漫才/終章 新しい東京漫才の形

ユーザーレビュー

  • 東京漫才全史

    Posted by ブクログ

    本当にたまたまなのですが、本書を読んでいる最中に浅草で友人と食事する会がありました。その前の用事が渋谷だったので銀座線で始発から終点まで。車内で読み終わらなかったので、どっか喫茶店で読み切ろうと思ったのですが、この本の発するバイブスと浅草の街の空気がシンクロとして、浅草東洋館に衝動的に飛び込みました。昼の部の最後の一時間だけで、しかも漫才は入る直前にロケット団が終わっていて、夜の部の前に出てしまいましたが著者の愛している文化みたいなものの匂いを嗅いだような気持ちになりました。まあ3000円は高かったけど、これも本の連れてきてくれた体験と思います。THE MANZAIでもなく、M-1でもない東京

    1
    2024年03月11日
  • 東京漫才全史

    Posted by ブクログ

    東京は漫才師にも真打制度があるんですね。
    初めて知ることが一杯ありました。
    過去が有って現在ある。
    今を知るのに必要な本ですね。

    0
    2024年02月08日
  • 東京漫才全史

    Posted by ブクログ

    おおまかに、萬歳→万才→漫才→MANZAI、と四段階に分けながら東京漫才の歴史を追っている本書。前三つはなんとなくわかると思うが、著者はMANZAIブーム以前以後で漫才の形が大きく変わったという立場なので、本書では漫才とMANZAIでわけられている。

    本書が、なぜ東京に限定しているのかといえば、上方を入れてしまうと膨大な量となるうえに、リサーチもまともに追えないからではないかと思う。実際、東京漫才に限定しても不明瞭な部分は多い。特に戦前は、信用できる資料が質的にも量的にも足りないのだろう。
    ただ、それを差し引いても膨大な固有名詞が並ぶ。さまざまなコンビの簡単なプロフィールが延々と続くだけとい

    0
    2024年10月15日

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