ユーザーレビュー 解剖学者と殺人鬼 アレイナアーカート / 青木創 シリアルキラーと検視官(本作では解剖学者か)の話はよくあるが、シリアルキラー側が簡単に検視官のプライベートに立ち入ってくるのがいつも嘘っぽいなあと思っている。 本作ではその点が最後のお楽しみみたいに構成されていて、すんなり驚かされてしまった。 2度目の驚きは結末だが、続編があるとはどこにも書かれてお...続きを読むらず、こんな終わり方でよく本になったなと…いや、ちゃんと続編が予定されてるならいいんですけどね…。 あれだけの怪我を負った主人公が後遺症もなくトラウマもほとんどなく、という荒さはあるし、登場人物の背景もほとんど無いのは残念。 だが、殺人鬼の残虐さは魅力的だし、物語がすいすい進むので逆に枝葉がなくてよかったのかな。 Posted by ブクログ 解剖学者と殺人鬼 アレイナアーカート / 青木創 ルイジアナ州ニューオーリンズ。解剖学者レンは警察とともに、沼地に死体が遺棄される事件の捜査を行っていた。その手口から、かつて街を震撼させた連続殺人鬼が甦ったと噂になり、住民の警察への不信感は増していた。解剖によって新事実が明らかになるなか、レンは死体から謎の紙片を発見する。これは殺人鬼からの挑戦状な...続きを読むのか…。レンをあざ笑うかのように繰り返される凶行。解剖学者と殺人鬼の頭脳対決の行方は― 「羊たちの沈黙」の影響下にある小説は、今までもたくさん読んだが、本作は遠く及ばない。300ページ弱で、あっけなく終了。 Posted by ブクログ アレイナアーカートのレビューをもっと見る