古河絶水の作品一覧
「古河絶水」の「かくて謀反の冬は去り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「古河絶水」の「かくて謀反の冬は去り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
言い回し、構成が素晴らしい。この架空歴史ロマンからしか得られない脳への栄養がある。
恐らく大正〜昭和初期の日本がモチーフだが世界観の説明は多くない。説明は多くないのだが描写が多いので独特な世界観でありながらするりと頭に入ってくる。
登場人物の掛け合いもそのキャラの教養を感じさせる面白さで個性が立っている。
何より前半から中盤まで奇智彦の視点で物語は進み彼の性格や立ち回り、立場を自然に分かる様に読ませる。そして決意してからの終盤までのシーンはそれぞれの登場人物に視点を移動する。これが奇智彦の格や魅力を底上げするとともに、それぞれの魅力も際立たせる。とても上手い構成だ。
何より終章のカタルシスも良
Posted by ブクログ
著者の受賞インタビューで、石川博品さんの耳刈ネルリを読んで面白く感じたので、小説を書こうと思ったという発言があったのが、本書を読むきっかけでした。
読んでみて、確かに「非実在異国」情緒があふれている点では、耳刈ネルリと類似しているように感じます。
お話は全然似てませんが、キャラ的にいえば、ネルリ(異民族出身で非常識かつ強い)のポジションにいるのが熊ですね。
あと、石川博品さんの最新刊のタイトルが「冬にそむく」なのですが、これは偶然の一致なのでしょうか。
優しくもあり非情でもある主人公、奇智彦の暗躍がこれからも見られるのか、続刊を楽しみに待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった。一巻よりもさらに面白さが増したかも
摂政に就任した奇智彦にこれでもかと襲いかかる困難の数々。
東の有力豪族の来襲に、押し付けられた許嫁。
国軍のクーデターによる内乱を、やっと乗り切ったと思ったら、更なる危機。
そして身近な者の密かな陰謀。
いやあ前巻にも増してスリリングな展開にドキドキとしてしまった。
戦闘場面がかっこいいね。喝采を上げてしまった。
軍神コルネリア、いいキャラだ。
奇智彦の婚約者になった愛蚕姫もなかなかいいキャラ。
それにしてもこの世界では、男は頼りなく、荒良女は言わずもがな咲も含めて、女性の方が色んな意味で強いね。
そしてまだまだ波瀾が満ちていそう。