作品一覧

  • うたわない女はいない
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい――会社員、パート、教師、保育士、精神科医……いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ! 俵万智×吉澤嘉代子の対談「短歌が変える女たちの現実」も収録。 ◆辞めようと思うよなんてそんなことラーメン二郎の前で言うなよ ◆業界の未来を語るおじいさんおじさんおじさんおじいさんおじ ◆軍手には引っかからないデザインを選んで買ったマリッジリング ◆食堂は嵐の前の静けさで、来た、来た、嵐「そば」「うどん」「うどん」 ◆日銀を白銀と読み間違えてほのあかるいな今朝の紙面は  ◆歌人一覧 浅田瑠衣/飯田有子/石川美南/稲本ゆかり/乾 遥香/井上法子/上坂あゆ美/遠藤 翠/岡本真帆/奥村知世/川島結佳子/北山あさひ/鯨井可菜子/佐伯 紺/櫻井朋子/田口綾子/竹中優子/谷じゃこ/田丸まひる/千原こはぎ/塚田千束/手塚美楽/寺井奈緒美/道券はな/戸田響子/十和田 有(ひらりさ)/西村 曜/野口あや子/橋爪志保/初谷むい/ 花山周子/平岡直子/本多真弓/水野しず/山木礼子/山崎聡子

ユーザーレビュー

  • うたわない女はいない

    Posted by ブクログ

    すごい、すごく良い。どんな年齢、職業でも労働すること、生活することは変わらない。それぞれの作者の職業を確認してから読みました。この短い文の向こうに生きてる女性がいるんだなと、シッカリ思う歌ばかりでした。大賞作で予想外に涙が溢れて星5をつけました。

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    2023年10月05日
  • うたわない女はいない

    Posted by ブクログ

    様々な歌人の短歌とエッセイ
    私も働く女性なので共感できるものが多かった。
    仕事が辛い人もいれば楽しい人もいる。
    タイミングによってもそこは変わってくる。

    短歌のいいところは解釈が様々なこと。
    今の私が感じ取ったところはまた別の側面が見えてくるのだろう。

    歌人は自分と年齢の近い人が多かった。
    そこも共感ができて嬉しい。
    私も短歌を読みたいと思える本。

    ネガティブな意味ではないのだけど、
    歌人の中にはメンタルの体調を崩されている方もいるようだ。
    現代社会の闇を感じる。

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    2023年08月27日
  • うたわない女はいない

    Posted by ブクログ

    共感したりしなかったり。いろんな女がうたっている。そして私もまた働いてうたう女に片足を突っ込んでいて、本当にうたわない女はいないのかも。
    なぜか「おしごと小町短歌大賞」の大賞受賞作だけ腑に落ちなくて何度も読み返した。どうやら私は有事以外も私はプリキュアですが!?のテンションで日々を過ごしているらしいことに気付いた。

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    2024年09月08日
  • うたわない女はいない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性歌人たちが労働をテーマに詠んだ短歌とエッセイが載っている歌集。
    ものすごーーく良かった!
    全員がきわめて個人的なことを歌っていて、どの短歌を読んでも(ああ、こういう仕事してる人なんだな)と、作者の生活が伝わってくる。
    変に気取ってないストレートな短歌が多く、歌で苦しみを軽やかに吹き飛ばす様が痛快。

    「個人」としてではなく「女」とか「派遣社員」とかの属性で見られる苦しみとかがあらわれている歌がやや多めだったのは、女性が働くということの実情でもあるのだろうなと思った。

    最後の吉澤嘉代子と俵万智の対談もとてもよかった。

    特によいと思った短歌

    ・一部を一尾と打ち間違えてつぎつぎに海老に変

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    2024年05月24日
  • うたわない女はいない

    Posted by ブクログ

    うん、良かった!短歌いい!
    なんて軽快に表現できる方法なんだ、と思ってすぐ自分も詠んでみた(笑)
    特に最後の対談のところは最高だったな、みんな心が動きながら日々必死に生きてるんだなぁと思った。
    大賞も最高!

    0
    2024年03月10日

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