感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すごい、すごく良い。どんな年齢、職業でも労働すること、生活することは変わらない。それぞれの作者の職業を確認してから読みました。この短い文の向こうに生きてる女性がいるんだなと、シッカリ思う歌ばかりでした。大賞作で予想外に涙が溢れて星5をつけました。
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様々な歌人の短歌とエッセイ
私も働く女性なので共感できるものが多かった。
仕事が辛い人もいれば楽しい人もいる。
タイミングによってもそこは変わってくる。
短歌のいいところは解釈が様々なこと。
今の私が感じ取ったところはまた別の側面が見えてくるのだろう。
歌人は自分と年齢の近い人が多かった。
そこも共感ができて嬉しい。
私も短歌を読みたいと思える本。
ネガティブな意味ではないのだけど、
歌人の中にはメンタルの体調を崩されている方もいるようだ。
現代社会の闇を感じる。
Posted by ブクログ
うん、良かった!短歌いい!
なんて軽快に表現できる方法なんだ、と思ってすぐ自分も詠んでみた(笑)
特に最後の対談のところは最高だったな、みんな心が動きながら日々必死に生きてるんだなぁと思った。
大賞も最高!
Posted by ブクログ
人生初めて短歌集を買った。短歌って、すごく面白い。短い言葉に込められたシーンや思いを読み手の想像する力でいかようにも捉えられる。
その奥行きと、とはいえ想像力を掻き立てるほどの表現力が素敵なんだなぁ。
どストレートに響いたやつには不覚にも涙そそられた。
あとこの作品は短歌の後に作者のエッセイがあるので、作者の人となりがわかり、それが初心者の私には良かったのだと思う。
短歌、ほかも読んでみよう
2023.12.2
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31字で背景や想いを表現する短歌。現代の短歌は初めて読んだけど、おもしろいな。
吉澤嘉代子さんと俵万智さんの対談が結局1番面白かったかも。
遠藤翠さん
子の熱で休んだ人を助け合う時だけ我らきっとプリキュア
世の中は進化していくひとりでも背中に貼れてしまうフェイタス
売上と利益を追って漕ぐ船に自分の夢も忘れずに詰む
コロナ禍を機に在宅勤務するようになって、チャットでリアクションを送りあったり、画面を共有するときに映る背景から趣味の話になったり、今までになかった交流が生まれた。面倒だと思っていた。通勤も、PCに向き合うだけでは感じられない。リアルな世界との窓口になった。こうした些細な人とのつながりが、実は生活に彩りを与えてくれている。そう感じる余裕が出てくる頃には、若手飲み会に追われなくなり、肩こりもなかなか治らなくなるけれど、今この時間を少しずつ楽しくさせながら、今までより、もう少し周りの人のために、働いていけたら嬉しい。
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働いている独身の女性、働いている結婚している女性、働いているママになった女性、働いているシングルマザーの女性…カテゴリーはできるけれどその中にいる女性たちは誰1人として同じ人はいない。
…そんな事を思わせてくれる働く女性のあれやこれやのごった煮。
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食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい――会社員、パート、教師、保育士、精神科医・・・いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ!
帯の短歌に撃ち抜かれて即購入。私、自分もそうだけど働く女子が好きで。なんちゃってで中途半端なママさん〇〇は苦手だけど。頑張ってるけど、心がつらいときだってある。そういうときにエールをもらえる歌が好きだな。一部は働くことにあまりポジティブなイメージがないんだろうなという歌人もいて、ちょっとそこは複雑な気持ちになった。私は仕事が好きで、働いている自分が好きだから。でもそれがみんなではないことも理解はしている。
Posted by ブクログ
本編は、現代女性歌人による「働くこと」をテーマとした短歌&エッセイ集。ラストには、俵万智と吉澤嘉代子(シンガーソングライター)による対談「短歌が変える女たちの現実」も収録されているが、これは同テーマで一般公募された「おしごと小町短歌大賞」の選考者であったお二人が、佳作や受賞作を取り上げて鑑賞するという内容になっている。
正直なところ、ラストの対談やそこで挙げられていた一般公募の作品の方が面白かった。おそらく理由のひとつは、短歌だけを生業としているわけではない(そんな人日本に何人いるのだろう)にしても、「歌人」という肩書きを持つ人たちのお仕事短歌よりも、そうではない人のお仕事短歌の方が共感ポイントが多かったからかと思う。いわゆる「サラリーマン川柳」みたいな楽しみ方ができる。
「おしごと小町短歌大賞」は女性に限定した募集ではなかったようで、実際、俵万智賞の受賞作は男性による作品だった。サラリーマンという言葉がもうマッチしないのは良いとして、男が働くことと女が働くことの境が、ある面では少しずつ曖昧になっている(なろうとしている?)のだろうなとも感じた。
以下、本編の歌人の作品から、気に入ったものを引用させていただきました。
朝のラッシュを抜けて降りたちイヤホンを外せば秋が寄りそってくる(戸田響子)
ひとつずつ薪のように火にくべて爆ぜて消えゆく旧姓たちだ(塚田千束)
紙ゴミを捨てにゆくたび道長と紫式部のこゑが聞こえる(本多真弓)
決まり字を聞いてかるたを取るように口口口を封じたかった(浅田瑠衣)
子供時代好きだった絵本を尋ねれば初めて笑みを見せる学生(飯田有子)
インフラのようにたしかで温かい居場所としての私の職場(岡本真帆)