作品一覧

  • ポピュリズム大陸 南米
    4.8
    1巻3,080円 (税込)
    元現地特派員による渾身のルポルタージュ! 機会の不平等による格差の再生産、貧困の連鎖で、 ポピュリズムへの道を突き進む南米。 南米と日本の「不平等と格差」は“程度の問題”に過ぎない。 南米のリアルから日本の危機をも示す警告の書。

ユーザーレビュー

  • ポピュリズム大陸 南米

    Posted by ブクログ

    読み応えのある星5つ。ブラジル、アルゼンチン、サッカーのワールドカップぐらいしか意識しない南米の国々かもしれないが、ぜひ手に取ることを薦めたい。
     日本では彼の国々の生活を伝える報道はあまり芳しいものは少ない。けれども実際に居を構えた著者が目にしたの民衆の風景は、最近の先進国と大差ない。民主主義政治体制をかろうじて維持しながら、右だったり、左だったりの時々の政権の罪は「ポピュリズム」で共通している。他国の話だけでなく「自分に都合の悪い話は聞かない、データに向き合わない(改竄する)、好き嫌いで人を選り好みする」。どっかでも聞いた声ですね。
     左右どちらがいいと著者は主張していない。罪深い権力者だ

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    2024年02月25日
  • ポピュリズム大陸 南米

    Posted by ブクログ

    日経新聞前サンパウロ支局長による南米政治のルポルタージュ。取材地域はベネズエラ、アルゼンチン、ブラジル、チリなど幅広い。

    筆者の視線は、ポピュリズム的なバラまきを続ける左派政権だけではなく、格差や貧困への配慮のない右派政権にも手厳しい。多くの人びとへの地道な取材の成果が凝縮された作品。

    1
    2023年07月15日
  • ポピュリズム大陸 南米

    Posted by ブクログ

    南米政治に明るいわけではないのですが、日本の国債残高への懸念、その先にあるかもしれないハイパーインフレについてずっと興味を持ってきました。デフォルトを起こしたアルゼンチン、ハイパーインフレにより、国民の体重が平均で11kg減ったというベネズエラは、個人的にとても興味深い国でした。その2つの国を冒頭に持ってきている本書は、自分の興味にぴったりでした。
    ベネズエラの実情は想像以上に悲惨で、国民カードで国民を監視、国民の流出を何とも思わない与党の意固地な圧政にやるせない気持ちになりました。
    一方、アルゼンチンは、2001年のデフォルト後、貧困層が40%となったものの、その後、10%以下まで持ち直した

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    2023年06月20日
  • ポピュリズム大陸 南米

    Posted by ブクログ

    南米大陸7カ国―ベネズエラ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー、ボリビアのルポルタージュ。最後、日本への警告。

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    2023年09月03日

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