作品一覧

  • ぼくはうそをついた
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    広島に住む小学校5年生のリョウタ。同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄ミノルの話を聞く。平和学習で資料館に行き、戦争は怖い、二度と繰り返してはいけないと思っていた一方、どこか遠い昔の出来事のようにも感じていた。しかし、祖父の話から興味を持ったリョウタは、亡き大おじミノルの足跡をたどろうと思う。 リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン、レイは共働きの両親にかわり育ててくれた曾祖母のことが好きだった。原爆で子どもをなくしている祖母は、時おり記憶がまだらになり、我が子を捜し始める。近所の子どもたちからも変人扱いされている曾祖母の姿を見るのは辛く、なんとか彼女を救いたいと思うレイだが――。 平和のために、今、私たちは何ができるのだろう――すべての人が幸せに生きられる世界へ、祈りをこめた物語。

ユーザーレビュー

  • ぼくはうそをついた

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    #ぼくはうそをついた
    #西村すぐり
    #ポプラ社
    #児童書
    #平和学習
    あとがきを読んで、著者がこの物語を長い時間をかけて大事に大事につくりあげたんだということがわかった。うそをつく場面はグッときます。我が子を、家族を戦争で失うということは受け止め難い事実です。戦争反対。核兵器反対。

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    2024年11月26日
  • ぼくはうそをついた

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    広島に暮らす少年と少女。それぞれの、原爆体験を持つおじいさんおばあさんの体験を通して、被曝体験当事者のことを想う物語。
    作者のお母さんの体験が元になっているとのことで、熱い想いが伝わってくる。

    0
    2024年07月24日
  • ぼくはうそをついた

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    原簿で家族を失った心の痛みはいつまでも消えないということに改めて「戦争をする意味」ということを考えさせられる本。なぜ戦争になるのか、有史以来途切れることがない中、今平和な日本に生まれたことのありがたみを感じるとともに自分が何をするのかを考えてしまう。

    0
    2024年07月02日
  • ぼくはうそをついた

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    リョウタと一緒に
    広島の街を巡った気分になった。
    遠い昔に行った原爆資料館のことを思い出す。
    今年の夏に、もう一度行ってみようか。
    戦争、原爆。ほんの数十年前に日本で起こっていた紛れもない現実に、思いを巡らせるきっかけをくれた良い本でした。

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    2024年06月21日
  • ぼくはうそをついた

    Posted by ブクログ

    たんたんとし過ぎてて、決して読みやすい文体とは思わないんだけど、ぼくのついたうそに涙が出そうになった。
    どうか子供たちにも伝わって欲しい。

    0
    2024年06月16日

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