小鷹研理の作品一覧
「小鷹研理」の「身体がますますわからなくなる」「からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小鷹研理」の「身体がますますわからなくなる」「からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
これまで数多くの哲学者たちが触覚やほかの感覚と身体感覚の関係(もしくは身体論)についてさまざまに論議してきたが、本書はそれらに言及することなく、それらをはるかに超えている。思考実験がたくさん出てくるが、哲学者たちが考えたものよりはるかにclever。しかも、本物の実験があり、それが提供するエビデンスがあり、読者を体験させて納得させるデモンストレーションもある。
それにしても、著者の遊び感覚がいい。実験のアイデアも、ネーミングのセンスも抜群。ブッダの耳錯覚、軟体生物ハンド錯覚、トントンスワップ、グラグラスワップ、蟹の錯覚、薬指のクーデター、小指のクーデター……だもん。(文章や記述がちょっとまどろ
Posted by ブクログ
錯視ではなく、からだの錯覚を取り上げ、人間がどのように自分自身の体を認知しているのかという問題を扱った本。
こんなふうに平板に書いてしまったけれど、紹介された実験はどれもとても面白い。
実験は冒頭に抜け感のある絵柄の漫画で紹介されているので、どんな実験なのかはわかりやすく示されている(言葉だけで説明されたら、かなり理解が厳しいだろう)。
何より、著者の小鷹さん自身が、錯覚に深く魅せられ、楽しんで(?)いる雰囲気が文章から感じられる。
さて、本書ではからだの錯覚が生まれるメカニズムを次のように説明する。
わたしたちは、通常の状況では自分の体を、自分が所有するものとして感じている。
それには固有