作品一覧

  • 虚弱と歩く

    虚弱と歩く

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    人には人の“虚弱”がある。 芥川賞作家、エッセイスト、ミュージシャンなど虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結した史上初・虚弱体質のエッセイアンソロジー! 過眠、不眠、肩こり、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、胃腸の弱さ、クローン病、若年性高血圧、自家中毒、めまい、生理痛、胸やけ、胃もたれ、腰痛、膝の痛み、悪夢、アルビノ、自閉スペクトラム、うつ、微熱、嘔吐、漫然と続く不調――。 13名の書き手が、それぞれの虚弱について書き下ろしました。 【タイトル/寄稿者一覧】 自由になってみたい 絶対に終電を逃さない女 健康だけど元気がない 藤野可織 虚弱という「横臥者」の視点 宮崎智之 クラゲにならない 伊藤亜和 虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け 渡辺優 脳みそグニャグニャ人間の半生 トミヤマユキコ お腹も心も満たされない! 済東鉄腸 虚弱のままで夢を見る 清水友佳子 「異常なし」 ヒオカ 明るい時間に、風呂に入る──虚弱エッセイ試論 中井治郎 可憐たれ! 暮田真名 虚弱な私の生存設計 雁屋優 そんな気がして君を待った 安藤裕子
  • NHK連続テレビ小説 エール 上

    NHK連続テレビ小説 エール

    小説・文芸

    3.0
    1~2巻1,320円 (税込)
    昭和という激動の時代、福島の老舗呉服店の跡継ぎとして育った主人公・古山裕一は、たび重なる挫折を経験しながらも、音楽への夢を膨らませていく。やがて行動力にあふれる運命の女性・音と出会い、二人は夫婦に。個性豊かな周りの人々を巻き込みながら、裕一と音は二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。 主人公のモデルは、「栄冠は君に輝く」などの応援歌や、「長崎の鐘」などヒット歌謡曲を多数手がけた、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而。早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の誕生エピソードが描かれたり、昭和歌謡史を彩る山田耕筰や古賀政男、伊藤久男、三浦環をモチーフにした人物が登場するなど、読みどころも充実の1冊。
  • コミック版 夜行観覧車
    完結

    コミック版 夜行観覧車

    少女・女性マンガ

    4.3
    全1巻770円 (税込)
    父親が被害者で、母親が容疑者―――。エリート一家・高橋家で起きた殺人事件。しかし、事件当時、家にいたはずの次男は、その日を境に失踪する。警察も、高橋家の残された子供たちも、高橋家の騒ぎに耳をそばだてていた遠藤家や自治会婦人部会長の小島さと子も真犯人は次男ではないかと考えはじめる…。果たして事件の真相は!?

ユーザーレビュー

  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    アントニオ猪木の「元気があれば何でもできる」は、真だと思っている。
    なぜならば「元気がないからちょっとのことができない」がまた真だと知っているから(矛盾対等)。

    ちょっとした事ができないという実感がある。
    例えば、ちょっと仕事を早く切り上げられた日。夕飯のあとちょっと片付けしてゆっくり本読もう〜と思っていても、夕飯食べた後そのまま寝落ち、1時間後にようやくぼーっとしながら食器洗っていると、ほらいつもの就寝時間とほぼ同じとか。
    例えば、明日は天気がいいらしいからちょっとだけ遠出して公園にお散歩行こうかな、美術館も行きたかったんだよなーと、計画考えながら寝た土曜日。憂うつな気持ちと若干のめまいとしっかり頭痛を抱えて起きた日曜日はもう半分終わってるとか。
    そんなことはザラだ。

    両親ともに身体が弱いためストレスがち、そんな親から生まれたわたしもアレルギー体質で頭痛持ち。学校の長期休暇にはいれば2-3日寝込むし、宿泊行事から帰宅後はストレスで泣きじゃくる、運動会の集合写真では1人だけ長袖、みたいな学校生活を過ごしてきた。
    大人になっても寒い会議室に閉じ込められてはノンストップ鼻水(そうでなくても慢性鼻炎だからティッシュを入れるためのポケットがない服が着られない)、夏でもレッグウォーマーとカイロと上着とストールが欠かせないから常にカバンが重くて万年肩こり(ついでに緊急用のビニール袋も常時携帯。用途は…察してくれ)、日照時間が短いと鬱になるのに日差しが強いとめまいと頭痛で仕事にならない。
    3ヶ月に一度は頭痛と肩こりこじらせて、吐きながら早上がりする(このためのビニール袋)。

    上述の体を持ったうえで健康診断は異常なし、漢方薬剤師からは「100%の虚証ですね」のお墨付き、ならばつまりこれは虚弱だという自認をもって生きてきたけれど、絶対に終電を逃さない女さんの「虚弱に生きる」を読んだときは天を仰いだ。わたしなんかが「虚弱」でいいのだろうか。
    終電さんがXで虚弱に上下はないと仰っているのは拝見していたが、それにしてもこんなに虚弱と向き合い虚弱を乗り越えようと努力するなんて考えたことも無かったので、本当に自分を恥じた。が、何もしなかった。元気じゃないから。

    だからこそ今回の虚弱アンソロジーを読んですごくホッとした。虚弱にもいろんなタイプがあって、それぞれいろんな向き合い方をしているという発見があったからだ。まさに「みんな違ってみな虚弱」それでいいじゃないか。ちょっとした事ができないのもゆるせ。この身体でやっていくしかないんだから。
    文筆家ではなくても、かろうじて会社員として働くタイプの虚弱もいることの証左としてここにちょっぴり記しておこうかとおもう。

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    2026年10月17日
  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    成功してる人はみな体力があってバイタリティに溢れている
    そんな人たちをみて、自分はどこまでいっても成功できないんだろうなと思っていた
    でも自分より虚弱であるにも関わらず、物書きとしてお金を稼いでいる人たちがいる。
    なんとか工夫して、生きていってる。
    そういう人たちを見ると、自分も何か成し遂げられる気がした

    0
    2026年09月03日
  • コミック版 夜行観覧車

    Posted by ブクログ

    殺人事件は自分達のすぐそばにあっていつ自分が加害者になってもおかしくないと思う一冊。

    ひばりヶ丘を舞台に殺人事件がおこる。
    被害者は高橋家の父、加害者は母。残された子供達のそれぞれの心の動きがリアルで面白い。小島家や遠藤家はごく一般的な家庭だが、それぞれの家庭の根の深いところにある闇を書いていて、3家族それぞれの描写が面白い。

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    2013年07月26日
  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    この悩ましい、実に愉快な、あるがまま。
    弱いまま強く生きる人びとのエッセイアンソロジー。

    ご自身の虚弱をありのまま書くことで、そのひとそれぞれの健康観というものも、浮き上がる。
    虚弱を知ることで健康が身に沁みる。

    アンソロジーを読みながらわたし自身もふりかえって、わたしの生活や持病を再考する機会を得られている。
    言いよどむような、明瞭に説明し難い虚弱は今の時代、より身近な話題となりつつある。

    虚弱はコントロール不能な、横暴で、特定の原因がはっきりしない、肉体と魂からの時をこえた叫びだとわたしは思う。
    上手く聞き取りたくても、叫び声が耳を障る。
    この叫びは声だ。
    声は、社会の中で生き抜くための摩擦の結果なのかもしれないし、自分自身の身体の仕組みの不具合さを健気にあらわしているのかもしれない。
    誰もが大なり小なり健康に容易にはたどりつけないリアルを書いているし、ご自身の虚弱さにいかに向き合うかを押しつけがましくなく書かれている。

    アンソロジーなので、虚弱の色彩もその向き合い方も、それについてわたしたちになにを訴えかけるのかも、人それぞれに豊かに文章として書かれていて、わたしは好感をもてた本。

    『虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け』
    渡辺 優

    『脳みそグニャグニャ人生の半生』
    トミヤマユキコ

    『異常なし』
    ヒオカ

    これらのエッセイが特に共感した。

    個人的には小中高の学校の先生におすすめの本。
    虚弱もいろいろ、子どももいろいろ、成長もいろいろ。
    道もいろいろ、だと思う。
    社会もいろいろには現実まだなっていないからこそ、学校の中の多様性を視ることから虚弱について考え始められることがあるのではないか、とわたしはこっそり思う。






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    2026年10月12日
  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    わたしも圧倒的に虚弱側の人間だと思う。コールセンターに10年勤めたが最後ストレスで両耳が軽度だが難聴になって退職。北海道から東京に旅行に行けば湿気と気温で具合が悪くなる。普通に生活していても貧血。大きな病でなくても日々の生活に少しずつ影響していく。やはり体力が有り余って長時間労働できるものが勝つ世の中なのか?でもそれって永遠にできるものではない気もする。体力的、心体的目線から弱者、強者を考えられる本です。

    0
    2026年09月26日

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