作品一覧

  • 東大生、教育格差を学ぶ
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    本人が変えることのできない「生まれ」(性別・地域・世帯収入など)によって最終学歴などの教育結果に差が出ることを「教育格差」と呼ぶ。日本の学校制度で教育格差がどのように生じうるのか、地元やクラス、部活で周囲と距離を感じてしまう理由はどこにあるのか。出身家庭の世帯収入が平均的に高いというデータがあるなど、日本の教育格差をある種象徴する東大生が、自らの教育体験を語り、学び、葛藤する。

ユーザーレビュー

  • 東大生、教育格差を学ぶ

    Posted by ブクログ

    個人的にはとても面白かった。
    そもそも教科書のトピックが興味深いものであったことが前提ではあるが、東大生達のディスカッションを読むことで自分も討論に参加している気持ちになった。

    書籍で取り上げられていた上野千鶴子先生の言葉が印象的だった。振り返ればわたし自身も環境に恵まれて今の人生を歩んでいると思う。

    日本社会を取り巻く教育格差について、様々な側面から想像力を働かせ、多様なバックグラウンドを持つ他者への思いやり、優しさ、協調ができる人間でありたいと思った。
    教科書とあわせて本棚に並べたい一冊だった。

    0
    2025年11月02日
  • 東大生、教育格差を学ぶ

    Posted by ブクログ

    教育社会学の入門としても読めるし、東大生の実態への野次馬根的な本としても読める。本書内で学生が、知ることと実践することには乖離がありつつも、知ること自体に意味を見出しているのが素晴らしいと感じる。
    自分が東大卒なので、学生の感想や議論には違和感を持たなかったが、他の人の感想を読むとそうではないようで、難しい。

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    2023年06月23日
  • 東大生、教育格差を学ぶ

    Posted by ブクログ

    私は東大生ではないが、偏差値の高い大学で学んだので、教育格差を学ぶ学生たちの感想が自分とすごく近く、共感しながら読んだ。

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    2023年04月01日
  • 東大生、教育格差を学ぶ

    Posted by ブクログ

    『現場で使える教育社会学』を教科書に、各章のメイントピックのサマリー、追加インプットを経て、各グループのやり取りと授業後のレポートが一冊の新書としてまとめられている。

    まずこの形式が面白いなと思って手を取った。

    投げかけられた問いを自分も考えながら、こういうバックグラウンドを持つ人はこんなふうに考えるんだな、なんて眺めていると、一部だけではなく、取り上げられなかった人のレポートも読みたくなった。

    「知って」「想像する」=「配慮する」ことの大切さを語る人が多かったが、率直な想いを語れる人や言葉にならない言葉を必死に紡ごうとする学生がいることが心強く思えた。

    想像するにはきっと原体験が必要

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    2024年07月23日
  • 東大生、教育格差を学ぶ

    Posted by ブクログ

    まず、東大生の言葉の運用能力が高いと思った。
    印象的だったのは、他者の合理性と異質な他者への想像力。

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    2024年04月16日

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