作品一覧

  • なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    人口減少社会のなかで女性の労働参加は不可欠であり、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっている。しかし、女性管理職の割合は低く、同時に、女性自身が管理職に就くことに消極的だとも指摘されている。 何がその障壁になっているのか――その要因を、男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い待遇面・役割面での差別、セクハラなど、具体的な事例や各種の統計から明らかにする。 男性・女性が平等に活躍できる場を作って公平な評価制度を確立する必要性を指摘して、性別や正規・非正規に基づく格差を解消し多様性を活かすために、新たなリーダーシップ像の確立を訴える。
  • なぜ女性は仕事を辞めるのか 5155人の軌跡から読み解く
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「結婚・出産を契機に仕事を辞め、子育て後に復職する」ことを示すと考えられてきたM字カーブ。しかし女性が仕事を辞めるのは「仕事のやりがい」「労働環境」が原因だった――働く/働きたい/働き続けたい女性の就業実態を5,000人以上のデータから照らす。

ユーザーレビュー

  • なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える

    Posted by ブクログ

    「なぜ女性管理職は少ないのか」、リーダーシップや会社組織の問題について書かれているものと思って購入してしまいました。
    そうではなくビジネス社会での女性蔑視、ジェンダー差別、ミソジニーに通じる問題について書かれた本でした。
    偶然にも「82年生まれ、キム・ジヨン」のあとこちらを読み、結果とても良い学びとなりました。
    終わりの方に書かれている「女性も既得権を手放していない」というフェミニストカウンセラーの言葉が印象に残りました。職場では女性差別に憤りを感じているのに、プライベートでは「女性は弱い存在だから守られるべき」というような考え方を持っている自分に気付いたからです。
    「性差を超えて個人の違いを

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    2020年05月16日
  • なぜ女性は仕事を辞めるのか 5155人の軌跡から読み解く

    Posted by ブクログ

    なぜ女性は仕事を辞めるのか: 5155人の軌跡から読み解く。岩田正美先生と大沢真知子先生の著書。女性が仕事を辞める理由はもちろん人それぞれであるとは思うけれど、女性が簡単に仕事を辞めてしまうような組織はそれだけ女性にとって魅力がなくて、働く価値がないと思われているという危機感を持たなくてはならないと思います。

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    2019年01月13日
  • なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える

    Posted by ブクログ

    予言の自己成就
    好意的性差別主義
    大学生まで女性のリーダー経験、適性は同じ
    男性っぽいリーダーシップを発揮する女性は支持されない。女性性であること、また女性性らしく振る舞うことにリーダーであることはなんら問題が無い。

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    2023年11月03日
  • なぜ女性は仕事を辞めるのか 5155人の軌跡から読み解く

    Posted by ブクログ

    日本女子大学現代女性キャリア研究所が2011.11に実施した、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に在住の25歳から49歳までの、短大、高等専門学校卒以上の女性5155人のアンケート調査「女性とキャリアに関する調査」をもとに、キャリア形成や就業意識について分析したもの。キャリア形成に大学がどう支援できるかがテーマ。また就職氷河期1993-2005に就職した女性の調査が多くないこともこの調査を実施した理由。生年で言うと1962年から1986年生まれの人の調査。

    日本では国際的に見て高学歴女性の労働参加率が低く、就業率ではM字型を描くが、欧米諸国ではこのような傾向は見られない。この部分にメスを入れた

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    2015年08月16日
  • なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える

    Posted by ブクログ

    女性活躍に関する書籍を最近複数読んでいるが、やや研究に寄った内容。
    なかでも、大学までのリーダー経験は男女差がないことなどなど、
    普段疑問に思う論点を、統計情報や過去研究に基づいて示しているあたり、価値が高い。

    ただ、個人的には最後のインタビューパートがやや上記特徴から外れて違和感だった。
    女性を「使う」と表現したり、お金を出せば頑張るみたいな持論は経営としてはもちろんありだけど、
    本書に載せるべきだったのか疑問。
    それにより、この本のスタンスが何なのかよくわからなくなった。

    0
    2025年10月19日

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