セレステ・イングの作品一覧

「セレステ・イング」の「密やかな炎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 密やかな炎

    密やかな炎

    小説・文芸

    4.2
    1巻2,750円 (税込)
    全米370万部突破の文芸ミステリ! 平穏な家庭にひそむ嘘と秘密が一家を燃やす━━ リチャードソン家の邸宅が燃えた。厳格な母が管理する「完璧」な家だった。唯一の悩みは反抗的な末娘だが、今は姿を消していた。一家の貸家に住んでいた母娘ももういない。誰が、なぜ火をつけたのか。焼け跡で家族が見つけた真実とは? 胸に迫る文芸ミステリ

ユーザーレビュー

  • 密やかな炎

    匿名

    購入済み

    人物の描き方が秀悦

    街の特徴、そして1人ずつ人物像を丁寧に描き上げる手法、一見関係のない事柄が実は複雑に絡み合い、人間関係の歪みを浮かび上がらせる手法は秀悦で、最後まで放火の犯人は誰なのか推察しながら読み進めることができた。

    #深い #ドキドキハラハラ #切ない

    0
    2026年02月20日
  • 密やかな炎

    Posted by ブクログ

    格差や人種差別、それに加えて母と子の関係、正義や幸福といったことなど内容は多岐に渡り、読み応えがある。
    本作には様々な母親が登場し、それぞれが考える正義があり、一概に誰が正しいとは言い切れない。一見間違っているようでも、我が子に幸せになってほしいという思いは誰にでも常にあるはずだし、何が幸せかということにも決まりはない。養子を巡る裁判で、どちらの親が子に相応しいか争う場面は、人種の問題も絡み、いくら考えても正解が分からなかった。
    人間が過ちを犯すのは当たり前だが、常に償うチャンスがあるわけではないということも、この小説を読んで改めて思い知った。リチャードソン夫人のイジーに対する怒りの源が、あまりにせつなくて涙が出た。

    0
    2026年01月02日
  • 密やかな炎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紛れもない傑作
    親子とは?家族とは?正義とは?愛とは?
    様々なメッセージが込められた作品だと感じた

    主人公となる2人の母親は、完全に真逆な存在だが、確固たる自分を持っている
    エリートの夫を持ち、たくさんの子供に十分な教育や物を与え、友人に囲まれている母親
    夫はなく、娘と2人きりで、その日暮らしの貧しい暮らしをしながら、深い愛情を持つ母親

    どちらが正解というわけではないが、子供達はそんな母親の生き方を敏感に感じている

    親も1人の人間でしかなく、子供もやはり1人の人間となる
    自分の子供への接し方、愛し方を考えさせられた

    0
    2025年09月25日
  • 密やかな炎

    Posted by ブクログ

    「母と子」や「階級と格差」や「正しいこと」と普遍的なテーマが複合的に描かれた作品。
    登場人物は特徴を捉えるとステレオタイプなキャラが多いけれど、結末を最初に出して「なぜそうなったか」の話を進めると同時に各キャラをしっかり掘り下げるので画一的に「いいやつ」と「嫌なやつ」にさせない書きぶりが素晴らしい。
    自分ならどうするか、この中の誰に近いのか、とかそんなことを考えながら読んだ。

    0
    2025年09月14日
  • 密やかな炎

    Posted by ブクログ

     閑静な住宅街にある邸宅が燃えてしまう。住人である家族は無事のようだが、末娘は見つからない。両親は弁護士と記者で、不動産収入もある裕福な家庭だ。末娘意外のの子どもはみな優秀である。これは、そんな恵まれた家族に何が起き、火災で家を失うことになったのかという物語だ。
     社会的にも経済的にも成功している家族が、どうして崩壊することになったのか、一家を人生の勝ち組として導いている母エレナの正確な計算のどこに狂いが生じたのが見どころで、ぐいぐい惹きつけられる。
     因果応報というか、生きてゆく中で、普通に起こり得るであろうトラブルに見舞われたとき、どう行動するかが大切で、誠実性を欠く対処は、巡り巡って自分にそれが戻ってくるってことかな?と考えさせられた。

    0
    2025年08月02日

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