作品一覧

  • 完訳 カンタベリー物語 上
    3.6
    1~3巻924~1,177円 (税込)
    花ほころび,そよ風吹きそめる四月のある日,身分も職業もさまざまな二九人の巡礼がサザークの旅籠に顔を合せた.当時のイギリス社会の縮図というべき顔ぶれが,カンタベリーへの道中,順番に話をすることになって…….中世イギリス最大の詩人チョーサー(一三四〇頃―一四〇〇)の代表作.バーン=ジョーンズの端整な挿画を収載.

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 完訳 カンタベリー物語 上

    Posted by ブクログ

    イギリス文学、否、英語という言語そのものの黎明期に燦然と聳え立つ巨塔。美しいファンタジーからの下ネタ、という冒頭のコンボで騙されているうちに読み終わ……らないです。終盤にいくにつれて、これ何のペナルティですかっていう気分になります。読みきった時の爽快感が忘れられません。

    0
    2013年07月02日
  • 完訳 カンタベリー物語 上

    Posted by ブクログ

    すばらしい作品です。
    学校の授業の試験で必要なため、読みましたが、
    自分は中でも「騎士の物語」が一番好きです^o^
    やはりああいう終わり方の話が自分的には好きです。
    つづけて、中・下巻も読んでいこうと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 完訳 カンタベリー物語 下

    Posted by ブクログ

    作中にキリストから見放されたとしてカインの名があげられていました
    当時のイギリスではキリストと神が同一だったのか、キリストは預言者として時代を超えた存在だったのか、どっちだろう?
    時代的に前者かな?

    0
    2022年05月31日
  • 完訳 カンタベリー物語 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下巻では修道僧の物語、尼僧付きの僧の物語、第二の尼僧の物語、錬金術師の徒弟の話、賄い方の話、教区司祭の話、の計6話を収録。

    どちらもルネサンスを代表する文学作品といえるデカメロンとカンタベリー物語。前者は人間賛歌の色調を常に感じる作品でしたが、後者カンタベリー物語は、上巻こそデカメロンに似ていた雰囲気ですが、最後の下では宗教関係者の話が多く、トリは教区司祭の話で締めくくられました。この点は著者チョーサーのキリスト教的価値観が強く反映されているのかなと感じました。人は罪を避けて生きるべき、と。

    なお、教区司祭の話は、主に7つの大罪(高慢、妬み、怒り、怠惰、貪欲、貪食、姦淫)についての説教につ

    0
    2022年05月02日
  • 完訳 カンタベリー物語 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずは高貴で気高い「騎士」の説明から入る。彼は騎士道を愛し、従者も1人だけ連れていた。次に「女子修道院長」。微笑む姿は誠に無邪気で恥ずかしそう。食事作法に良く熟達しており、スープを一滴たりともこぼさない見のこなしに加え、フランス語を巧みに操った。彼女は秘書役の修道女1人と司祭3人を連れていた

    →この時点で7人いる

    次に狩りが好きな「修道士」。他の修道士達と違って、聖アウグストゥスの教義に則れば仕事にあくせくして働かなければならないことに反感を持っており、狩りにご乱心なのだ。

    次に「托鉢修道士」。奔放で陽気な、大変位のある重要人物。大変優しく懺悔を聞いてやり、快く赦免を行なっ
    た。名をヒュ

    0
    2022年02月21日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!