作品一覧

  • 平和の追求 18世紀フランスのコスモポリタニズム
    -
    1巻6,380円 (税込)
    戦争の時代に生み出された コスモポリタニズム(世界市民主義)の秩序構想 戦争が絶えない18世紀のフランス、そしてヨーロッパ。平和を求め続けた人々の世界秩序構想とはいかなるものだったのか。啓蒙の時代に生み出されたコスモポリタニズム(世界市民主義)の多様な相貌を明らかにし、その意義を捉え直す。争いのない世界をめざす、思想的格闘の軌跡。 【主要目次】 序論 第一章 祖国への愛と人類への愛 第二章 世界市民の肖像――ル・ブランとフジュレ・ド・モンブロン 第三章 平和のための制度 第四章 商業平和論の展開 第五章 ジャン=ジャック・ルソーにおける戦争と平和 終章 カントの平和論――一八世紀フランスのコスモポリタニズムのプリズムを通して 結論
  • 政治学 第2版
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    政治学のエッセンスが学べる好評テキストの改訂版。最新の政治状況をふまえて全面改訂。民主政治のしくみと基本的な考え方を明快に解説する。選挙制度、議会と政党、戦後の国際政治とグローバル化など、日本と世界の今がわかるテーマをカバー。学生、社会人必携の一冊。 【編者からのメッセージ】 本書を通読した読者が、あたかも高い塔から見渡すように、現代政治に対する明快な見通しを得ることができるような、小さいながらも完結した一冊を目指したつもりである。それゆえ本書は、大学1年生、政治学を必ずしも専門としない学部生・大学院生、また、社会に出て経験を積んだ後にあらためて政治の仕組みを勉強し直したいという大人の読者に、ぜひ読んでいただきたい。少し背伸びしたい高校生にも手に取っていただければ嬉しい。
  • マキアヴェッリの独創性 他三篇
    4.0
    人間の求める価値は多様であり,相容れることのない複数の価値が並び立つ状況を受け入れるべきである――.二〇世紀の悲劇を経験したバーリンが生涯をかけて擁護しようとした多元主義.マキアヴェッリ,ヴィーコ,モンテスキューを独自に読み直すことによって,その思想的起源をさぐった作品群を編む.円熟期の「理想の追求」も収録.

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ユーザーレビュー

  • 政治学 第2版

    Posted by ブクログ

    「本書を通読した読者が、あたかも高い塔から見渡すように、現代政治に対する見通しを得ることが出来るような、小さいながらも完結した一冊を目指したつもりである」とのはしがきの通り、政治の初心者が理解できるように非常にわかりやすく書かれており、政治学の全体像を俯瞰することが出来る。
    政治を一から勉強したいと思った際には、この本から入り、全体像を理解したうえで、もう少し詳しい本を読んでいくと良いのではないかと思った。
    個人的には、最終ページの最後の記述がとても印象に残った。
    「民主主義にとっての永遠の課題とは何か。ここの市民の価値観の多様性や社会の多元性を認めつつ、それが個々人を敵対と無関心の中に放置し

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    2025年09月24日
  • マキアヴェッリの独創性 他三篇

    Posted by ブクログ

     本書に収録されている『理想の追求』は、著者バーリンの思想的歩みが自身の口から語られている。著作を通して出会ってきた哲学者や思想家からバーリンが如何なるものを汲み取ってきたかが率直に論じられる。
     バーリンの取る相対主義の立場と多元主義の違いが分かりやすく説かれているのが、特に印象的だった。

     表題作のマキアヴェッリのほか、ヴィーコ、モンテスキューが論じられている。

    ・マキアヴェッリについて
     マキアヴェッリは特殊道徳的価値と特殊政治的価値とを区別したのではない。彼が区別したのは、二つの非両立的な生活の理想、二つの道徳の区別である(39頁)。
    一方の道徳は異教世界のそれであって、勇気、精神

    0
    2022年10月04日

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