アジア経済研究所の関係者による、世界35の国と地域で
体験した食をめぐるカルチャー・ショックを語ったエッセイ集。
中国・韓国・台湾・モンゴル・インドネシア・フィリピン
・ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・ミャンマー・
バングラデシュ・インド・モルディブ・カザフスタン・イラン
・アラブ首長国連邦・ク
...続きを読むウェート・トルコ・マグリブ・ソ連・
イギリス・デンマーク・エチオピア・ケニア・タンザニア
・コートジボワール・アンゴラ・南アフリカ・アメリカ・
キューバ・ベネズエラ・ペルー・ブラジル・ニュージーランド
世界35の国と地域で出会った食の驚き。
アジア経済研究所の開発途上国の専門家が体験した
カルチャー・ショックの食にについて、
短文ながらも思う存分語った、37人のエッセイ集。
それは食文化。
現地の社会と深く関わるためにも、その土地の人々の食に
触れることが理解に繋がってゆく。
その土地に根差された社会や文化、歴史、気候等、
何故その食文化があるのかが、より深く理解される。
そして、食のカルチャー・ショックを味わうことも。
昆虫食、様々な動物やその部位の肉食。
味覚、匂い、獣臭さ、発酵食品の臭い。
宗教上での食材の制限。
紹介されるカラー写真も驚きがあります。
エイの料理ホンフェや豚の鼻のサテ、
実の中の種に大量のトゲがあるペキーは、なかなかの衝撃でした。
思えば、納豆(大好き)、くさや(美味)、鮒寿司(未食)、
イナゴの佃煮等、日本にも他国からはカルチャー・ショックと
感じる食文化があるし、心づくしで出した料理を美味しいと
食べてもらって嬉しいのは、万国共通だと感じました。
ニュージーランドのハンギ料理は2度食べたことがあるなぁ。
うん、クマリは本当にホクホクして美味しかったです。