小松原織香の作品一覧

「小松原織香」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 当事者は嘘をつく
    「あなたには分からない」と、その人(たち)をはね除けることは、結局のところ「私のことを分からないあなたのことが、私は分からない」と自分の心の不透明な部分をはね除けることと等しいのではないだろうか。
    自分の心の中に空洞が残るのは、正にこういった所作によるものかもしれんと思われた。

    「私のことが分から...続きを読む
  • 当事者は嘘をつく
    「当事者は嘘をつく」というのは著者が、体験した性被害の経験について語るとき、自分は嘘をついているのではないか、という考えが拭えないということを意味したタイトルである。

    性被害にあった人間が修復的司法というケアの方法を通してどのようにサバイブしていけるのか、ということを主軸に、そこから無限に枝分かれ...続きを読む
  • 当事者は嘘をつく
    少し間をあけてだが、一気に読んだ。
    薄々感じている私たち支援者としての欺瞞を、まざまざと突きつけられた。痛みを感じながら、むしろしっかり突きつけられたかったのだと読後に気がつく。
    私の想像を越える痛みを抱えながら、著者は自身の被害体験と研究者としての揺らぎの体験を世に出してくれた。果たして支援者であ...続きを読む
  • 当事者は嘘をつく
    ショッキングなタイトルだ。性暴力被害をうったえる者は、必ずと言っていいほど「嘘を言っているのではないか」という疑いにさらされる。だからこそフェミニズムの運動は、まず被害者の言葉をそのまま受け止めることを何より重視してきた。だのに当事者が、自らの語りを疑っているというのだから。
    著者にとって性暴力被害...続きを読む
  • 当事者は嘘をつく
    すごい。ぐいぐい読ませる文章に圧倒され一気読み。当事者、支援者、研究者、サバイバーなどクルクル立ち位置が変わっている。言語化するのに大変だったのだろうとしか言えない。私から言える事は最後まで読んだという事だ。大前提として、小松原さんという人に感謝したい。

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!