響きすぎて、読み終えてからしばらくの間、言葉が出てこなくなりました。
「共振」が起きていたのだろう、と思います。
「人間の記憶は、秩序と混沌の両方があることで完全になる」という言葉に深く納得しました。
言葉にできることと、言葉にならないもの。どちらもあっていいし、どちらもあるのが人間なのだ、と受け
...続きを読む取りました。
「弱さの源泉はどこにあるのか」を探っていく、という問いに、「その観点はなかった!」と新鮮な気持ちになりました。安心安全が確保された場でないと探りにくいものですが、それを知ることができれば、自分の身を守りやすくなるだろうと感じました。
先輩や同僚のお話を聴いているような親しみや、読者への思いやりを感じる一冊でした。