作品一覧

  • おもいでがまっている

    おもいでがまっている

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,700円 (税込)
    「待つ」ことでしか、進まなかった人生がある。 今は古びた平成初期の新興マンション。 その一室に、ひとりの年老いた男が、孫とともに住んでいた。 男が訥々と語る、心温まる、この部屋の思い出。 孫はここで、ずっと母を待っている。 この部屋に残された母の愛に囲まれて。 しかし、男が語る思い出はすべて“嘘”だった。 かつてこの男は、とある幼い兄妹から、この部屋を奪った。 男には、そうしなければならない、痛切な理由があったーー。 風吹く部屋で、ずっと誰かを待ち続けた、ある家族と男の物語。 水野良樹(いきものがかり)が筆名で描く、渾身の書き下ろし小説。 ■著者からのメッセージ すぐに話せて、すぐに理解できる。 待つことが少なくなったそんな世界において、人に会えず、先が読めず、いつ終わるかわからない、待つことを強いられた3年間でもありました。今という瞬間を侵食する過去との向き合い方。そして場所に沈殿し、宿り続ける記憶。 人生という自分たちの時間を、前に進めようともがく人々の物語です。 なお、本小説のプロットから受けたインスピレーションを元に創り上げられた楽曲『ただ いま (with 橋本愛)』が、各種音楽配信サイト・ストリーミングサービスにて配信中。 本楽曲は女優の橋本愛が初めて作詞を手掛け歌唱を担当。 作曲は著者の清志まれ、編曲は鈴木正人が手掛けた。
  • 幸せのままで、死んでくれ

    幸せのままで、死んでくれ

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,700円 (税込)
    ●小説「幸せのままで、死んでくれ」 Author 清志まれ 水野良樹(いきものがかり)が、新たな筆名で覚悟の作家デビュー! 小説と音楽の同時リリースで贈る、かつてない物語体験。 ●主題歌「幸せのままで、死んでくれ」 Song Writing & Vocal 清志まれ Produce & Piano, Electric Piano, Organ 世武裕子 Drums 伊吹文裕 Bass 福井健太(People In The Box) Guitar 永野亮(APOGEE) Recorded & Mixed by 浦本雅史(Soi Co.,Ltd) Vocal Recorded by 熊谷邑太 Coordinated by 杉本陽里子・村上由貴 (ondo) Arrange 世武裕子・伊吹文裕・福井健太(People In The Box)・永野亮(APOGEE) Produced by HIROBA
  • だから捨ててと言ったのに

    だから捨ててと言ったのに

    小説・文芸

    3.4
    1巻1,672円 (税込)
    こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩

ユーザーレビュー

  • おもいでがまっている

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中で1番泣きました。
    チューさんの深い愛情も、深雪と駿介、はるとがそれぞれずっと待っていた母親に対する想いも、それぞれの母親が子供を想っていたことも、ぜんぶぜんぶ深い愛情からくるもので。
    最後の駿介がはるととはるとの母親に向かって言った言葉に、幼い頃ずっと母親を待っていた自分の気持ちや今でも持っている後悔が痛いほど伝わってきて大号泣でした。
    語彙力がないから上手に感想を書けないのが悔しい。
    でも本当にみんな読んでほしい。水野良樹の才能ってどこまであるんですか泣泣泣

    0
    2023年04月02日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    すべて 「だから捨ててと言ったのに」 という一文から始まる25編のショートショート。
    1行目は同じでも作家さんによって不穏な雰囲気だったりファンタジー寄りだったり、話のテイストが様々で面白かったです。

    お気に入りだったのは以下の作品。

    重政の電池 / 荒木あかね
    武士のような言葉を話す犬のお話…?と思いながら読んでいったらあれよあれよと展開が変わっていて、最後はなるほど…!と思いつつ心が温かくなる一編でした。


    海に還る / 多崎礼
    普段ファンタジーはあまり読まないけれど、読みやすく世界観に引き込まれました。
    切なさの残る読後感も好みでした。


    猟妻 / 谷絹茉優
    真実を知ってからもう一度最初から読み直すと、何気なく読んでいた一文の捉え方も変わって二度楽しめました。
    活躍されているバンドでは作詞もされているとのことで、歌詞を拝見したら言葉遊びがとてもお上手で驚きました。
    タイトルの「猟妻」も別の意味がかかっているのかなと思ったり…!


    指輪の幽霊屋さん / 最果タヒ
    女性同士の特別な関係性の物語がとても好きなので、不穏な話が多めのこの本でこんな物語が…!?と嬉しくなりました。
    こういう関係性、とても好きです。

    0
    2026年10月15日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    書き出しがすべて「だから捨ててと言ったのに」から始まるところで、もうなんか悪い予感しかないアンソロジー25編。
    同じお題でも作家さんによって毛色が違って、それが25人分も集まっているのがめちゃお得!
    とても短いのでサクサク読めるし、それぞれのオチにそれぞれ「あーあー」となりながら楽しみました。
    このシリーズは他もぜひ読みたい!

    0
    2026年10月09日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ショート・ショートなので、一編が8ページくらい。その短い中で背景をぼかしつつも確信に迫る書き方してたりするものもあり、うまく咀嚼できないまま終わったものもあり、でも面白い短編集だった。

    始まりが不穏なので、大体不穏な話が多い中、最初から最後までハッピーに終わる「切れたミサンガ」が好き。
    人でも殺したんかと思いつつ、同じ格好ときたのでSFかと思ったら 笑

    安定のホラーの「こわくてキモくてかわいい、それ」も好き。
    それが不気味だけど、主人公が見下されてることに気付きながらも知らないふりして難を逃れてて、性格悪い私はざまみろと思ってしまった。

    「久闊を叙す」も良い。
    こんな形で、我が友李徴子を読むとは。新鮮な感覚だった。

    0
    2026年09月23日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    河村拓哉さんの『ミックス』が好き。Youtuberさんだとは知らなかった。このシリーズは書き手との出会いがやっぱり楽しい。

    累犯家族
    重政の電池
    その。をよく見ろ
    海に還る
    猟妻
    擲たれた手紙

    0
    2026年09月05日

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